治療法の決定と処置当日(レーザー蒸散術)と経過観察期間:レポ04

こんにちは。

Mayurikiです。

今日は前回の続きから。

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<私が選んだ治療方法は?>

今回は、もう一度

担当医師に頼んで設けて貰った診察の日。

 

私の気持ちとしては

治療方法を提示された時から既に心は決まっていたのですが、

家族にも(と言うか主人に)一度、

”話を”と思いお時間を頂きました。

結果としては、

主人に話した答えはあっさりしたもので「レーザーでしょ?」と一言だけ。

 

確かにそうだけどさ…。と、

内心思いつつも

実際のところ、

今まで入院は出産の時以外した事が無かったので

入院は嫌。

 

正直なところ、

”そこまで大掛かりな手術が必要なのか?”

と疑問視していた点はありました。

 

体に特に表立った症状などは出ていなかったので。

今思うと、ガンを招きやすい体質にはなっていたと言うことはあったかもしれませんが

辛い症状が出るのはガン化してからと言う事が今は理解しています。

 

なので、もし進行していた場合は再度治療が必要になるけど

その時は素直に”円錐切除術にしよう”と思い、

今回はレーザー蒸散術を受ける事にしました。

 

担当医師にもその旨を伝えると「分かりました」という事で

次の予約(治療日)をして終了となりました。

(処置する場所も

いつも診察の隣にある診察台での治療になると言う事なので

大掛かりな物は必要ないという事でした)

 

<治療当日>

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実際のところ、この様な事はなく…

(想像はこうしてました。笑)

治療当日も

いつも通りに待合スペースで自分の順番を待っていました。

 

番号が呼ばれて部屋に入ると担当医師ではなく別の男性医師でした。

しかも偉い人のような雰囲気。

(教授とかだった様な・・・)

 

そして、今日の治療の説明を聞いていると

ううん?聞いてないぞ…?」という事があり

ちょっと押し問答な時間があったりしました‥

(私が怒っているというより教授が担当医師に怒って呼びつけていました…)

 

ですが、そのまま私も今さら変更する気にはならなかったので

そのまま治療方針は変えずに行う事になりました。

 

<いざ、治療開始!>

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診察台に乗るといつもよりカーテン越しの医師の居る向こう側は

ライトで照らされて明るく、

人も沢山いる気配と沢山の医療器具が置いてあるのが

カーテンの隙間からチラリと見えました。

 

まずは触診、視診をしたのちに治療が始まります。

この後こんなに辛いものなのか…

とその時の私は知る由もありませんでした。

 

レーザーを照射する前にまず局所麻酔をするのですが、

これがまず痛い!痛い!

一回ではなく何か所も射すのでその度に仰け反りそうになるのを堪えます。

 

その後、

麻酔が効いたのを確認した後に、レーザー治療が始まります。

このレーザーも曲者で、

子宮頸部を焼かれる音と臭いが…辛い。

かなり生臭い匂いが処置室に漂います。

 

この二点を乗り越えれば後は大丈夫です(何がだよ!)。

 

<処置時間は?>

時間としては処置している時間は30分掛かっていないと思います。

(麻酔の為少し待っている時間も含まれています)

 

それでも、内心は「何でこんな大勢の前で股広げて私何してるんだろう…?」と

泣き笑いしていたのを覚えています。

 

その後は消毒して終了となります。

そのまま診察室に戻り男性医師と次回の予約を取って治療は終了となりました。

 

まさか誰もこの診察室で

こんな事が行われているとは気づきもしないと思います。

 

<術後の禁止事項は?>

因みに、1週間のお風呂は禁止でした。

 

<出血は?>

1週間しない位で終わりました。

(瘡蓋とは気づかずドロッとした物が出た時は

正直、焦りました)

 

<治療費は?>

この日掛かった金額は保険適用で1万円以下でした。

 

その後1か月後に

子宮の状態を見る為の診察があり、

それからは最初の3カ月に1度定期健診(一年間位)がありました。

(毎回めん棒で拭う細胞診が行われます。結果は3週間後の電話再診になります)

 

<経過観察>

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その次の年からは6カ月に一度となり

治療からトータルで5年間の経過観察期間となりました。

 

それがクリアされると晴れて根治となり大学病院での受診は終わりになりました。

(がん治療においては、根治、完治とはならずに”寛解(かんかい)”となります)

 

文字で書くとサラッと終わった様に感じますが

実際は毎回の診察の後、電話再診で検査結果を聞くときは

ドキドキします。

 

こうして1回、また1回と定期健診を重ねて

無事に5年目を迎えられた時には心底ホッとした気持ちになりました。

 

これが私の最初の子宮頸がんの出会いから

1度目の「高度異形成」の治療の軌跡になります。

 

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