「がん」関連

ここではがんについての関連書籍(まとめ)

 

近藤誠氏が最初に書いた本書。私は、これからです。

 

あなたのがんはどんながんですか?体験者の声と共に解説される内容にはリアル感があります。
「患者よ、がんとは闘うな」の完結編として執筆したのが本書。

もしかして、がんを目覚めさせちゃったのって…私?眠っているがんを目覚めさせるのには訳がある。
がん放置療法のすすめ」と「眠っているがんを起こしてはいけない」2冊を読んだ感想まとめ

軽快なトークで繰り広げられる座談会。がんについてだけに留まらず、医療、死についてとその内容は多岐にわたります。まず、何から読めばいい?と言われたらこちらをお勧めします。深く知るのは興味を持ってからでも充分。まずは、「がん」だけでなく医療を広く知り、「がん=死」と凝り固まっていた概念を取ってくれます。

在宅緩和ケア専門の診療所を開設し週末期のがん患者の在宅療養を支援している医師が執筆しています。「がん」と伝えられただけでどんなに進行度は関係なく人は一度は”死”を感じます。そして、もう一つが何か良く分からないけどめっちゃ苦しんで死ぬのは嫌だ!という恐怖。それを、実際に現場に立ち会う医療スタッフの体験を基に書かれた内容はただ漠然と恐れていた私の恐怖心を和らげるのに一役買ってくれました。

 

 

こちらの著者は1度目に悪性脳腫瘍(グリオーマ)に罹り、2度目には白血病・悪性リンパ腫を発症と2度にわたる闘病記が記されています。私自身のがんとは種類も発症原因も治療方法も異なるのですが、本書はただの闘病記だけでなく、「がん闘病から学んだ患者学」という項目は起業家で代表取締役社長という経歴にピッタリなほど、理論的に分かり易く説明されています。又闘病記もなるべく中立的な解説を心掛けていて、今後もし、自分がなった時、又は身近な誰かの為に知って置いて損はないなと思いました。ただし、私自身の体験ブログも然りですが時には独自視点も入りますのでそう言った点は注意して読んで頂ければと思います。

 

国際医療経済学者でがんサバイバー(大腸がん)でもある著者がアメリカと日本の両面から見たがん治療に対しての違いを分かり易く教えてくれています。

近藤誠氏への一部批判はちょっと、西洋医学よりな考えが時より見受けられますが…その部分を抜いたとしても、実際にアメリカで医療経済学者として生き、又その後は日本へ戻り医療の質を高めようと尽力する著者には尊敬の念を感じます。

キャンサーナビケーションシステムが日本にも導入されることを心から願います。

「情報」の大切を教えてくれる1冊です。