生涯に経験する総生理回数は454回!日数にすると8年7カ月も!生理の気になる話。

こんにちは。

今回は、「生涯に経験する総生理回数は454回!日数にすると8年7カ月も!生理の気になる話。」の話をしたいと思います。

「生理って憂鬱?」≫

 

女性と言う”性”を授かってから”初経”を迎えてから”閉経”を迎えるまでの数十年間に渡って、月に一度は必ず訪れる”生理(月経)”。

 

生理のイメージってどんなイメージがありますか。

 

憂鬱?

特に、2日目なんて最悪?

めんどくさい?

 

きちんとした数字で生理期間の話をすると…

平均初経年齢は、12歳2ヶ月~平均閉経年齢50歳までと仮定してみると…

年数にすると、37年と10カ月間となります。

月1回生理が来ると計算すれば…総生理回数は実に、454回

(出産、妊娠期間は含んでいません)

 

更に、付け加えると1回の生理期間を1週間とするならば…

(※一般的イメージ)

7日間×454回=3178日間となり、

8年7カ月間生理日が続くということになります。

 

結構な数字では無いでしょうか。

この8年7カ月間もの年月を憂鬱な日として過ごしますか?

 

もし、それが”自分で招いていた”としたら…

どうでしょうか。

 

初めての初経にまつわる、”よくある話”。

 

もし、あなたが初めて生理が訪れた時から生理が訪れるたびに

手に取る物は何でしょうか。

 

私の場合は、初めての初経を迎えた時には学校の女の先生と母のアドバイス通りに生理用ショーツと紙ナプキンを何の疑いもなく選びました。

それからも、夏などの湿気がこもりやすい時期などに皮膚がかぶれると言ったトラブルや

月経量が2日目は特に多くなってしまう事など自分だけの悩みもあったので

メーカーなどを探して自分にとって最適な紙ナプキンを選んでいました。

生理用品から見えてくる‥?

 

私自身の経験をお話しすると、20代中盤の頃に

生理の鈍痛があまりにもひどくなっていた時期がありました。

もしかしたら妊娠、出産も終わった後というのも関係していたのかもしれません。

 

仕事中にも生理痛が酷く、辛い日にはその日1日を何とか耐える事に必死でいました。

 

色々試行錯誤を重ねて、

腹巻をしたり、ホッカイロでお腹を温めたり、

血が多くなるからという事でチョコレートを控えてみたりとしましたが…

 

一時事的には軽減されるのですが、

根本的、解決には至らないのが実状でした。

(この方法はそれぞれ対処療法として有効であると思います。)

 

そんな時に、一冊の本と出合いました。

タイトルは「生理が楽しみになる本」です。

 

もう、タイトルからしてそのまんまなのですが…

この本に出合った事で私自身、

”もしかして、自分で招いていたのかな?”と、気づくきっかけとなりました。

 

早速、本に書かれていた事ですぐに簡単に出来ることから始めてみることにしました。

まずは、”紙ナプキンを布ナプキン”に。

 

変えて初めての月経の日…衝撃を受けることとなりました。

 

生理が痛くない、辛くない”。

 

たったこれだけで?

 

詳しくは書籍などを読んで欲しいと思いますが理由としては、

吸収ポリマー”が一つの例として挙げられるかと思います。

 

吸収ポリマーは、経血を吸ってゲルや粒状になって閉じ込めてくれる働きがあります。

なので、極薄の薄いナプキンでもきちんと漏れずに吸収してくれる優れものだと思います。

 

ですが、これが時として吸収しすぎることによって本来少量ずつ出るはずだった経血が、無理やり大量に吸われることによって子宮の粘膜(経血)を無理やりはがしてしまうと言う事も起きている様です。

 

なぜ、それが駄目なのか?

粘膜を剥がすと言うのが、子宮の収縮作用に働きかけてしまう事に起因するようです。

 

収縮作用と言うのは、出産経験のある方ならご存じだと思いますが、出産後に子宮収縮剤という薬を処方されます。(私と友人達の経験なので一概には言えませんが)

この薬を飲むことで妊娠、出産によって広がった子宮を縮める作用を促すことが出来ます。

ただし、この収縮剤を飲むとなぜかお腹が痛くなります。生理痛の時のように。

その時は、理由が分かりませんでしたが今回の話で理解することが出来ました。

 

”経血を押し出す作用=子宮収縮=子宮を縮める”

 

つまり、吸収ポリマーというのは吸収力が強く、子宮を収縮させることによって経血を押し出す作用を強めてしまう事がある。

これが完全に合っているとは断言は出来ませんがその可能性は高いな、と。

(もし間違っていた時は教えてください。)

 

この事で、更に興味を持った私は、知識を得ていく中で実践的に経験したこともあり、私自身に起きた変化は確信へと変わっていきました。

それからは、生理との付き合い方や心のモチベーションにも大分変化が訪れました。

 

戦争前の女性の生理の話。

今から7~80年前の当時の女性(戦前まで)の生理回数について、こんな話があります。

 

生涯の月経回数は約50回と生理そのものの回数が少なかったので、生理痛もなかったのでしょう。

「生理が楽しみになる本」P19より引用

 

50回とは、驚きですよね。

現在の454回と比べると…昔に比べて約10倍近い数字になりますから。

 

昔は子供を沢山産み、母乳で育てていました。

現在は、晩婚化と産む子供の数が減ったことにより、生理回数が増えたということが起因しているかもしれません。

更に言えば…女性の身体のリズム周期を無視した深夜残業や不規則な生活、食習慣など。

 

これは言わば現代になって”生理が辛くなりやすい環境になっている”という事が言えるのではないでしょうか。

”総生理回数”なんて私自身、正直今まで気にしたことがなかったのですが、

こうして客観的な数字として見てみるとその多さ、長さに驚かされました。

 

今回の話が、

8年7カ月という長い時間を共に過ごす生理を”ただ憂鬱なモノ”と決めつけずに、”もっと私らしい生理ライフに変えてみようかな”と思うきっかけになれば幸いです。

 

更に、気になった方はこのままにせず生理についてもっと調べて知って欲しいなと思います。

 

次回は”楽しい生理ライフを送るために”の第二弾として「生理のメカニズム」をお伝えしたいと思います。

 

 

あとがき≫

私自身は、既に生理は終了となってしまっていますが…今回は実際に以前私自身が経験した体験談から考えもしなかった総生理回数などを紹介させて頂きました。

こうした記事を書くきっかけになったのは私自身の経験と共に、友人の子供達との会話からでした。

 

彼女達の年齢は当時中学2年生でした。

学校行事で集まる機会があり、ふとした時に生理の話になりました。

私自身としては、何気なく話していたつもりでしたが…

凄く共感と共に興味深く聞いてくれて、友人からも「知らなかった~!」と言われたのが印象的でした。

 

確かに、よくよく考えてみると…

私自身も詳しい知識を知ったのは20代になってからです。

書籍などを読み、自分自身の身体と向き合う中で試行錯誤した結果でもありました。

 

初めての初経から小学校の時の先生と母から生理グッズの話は聞きましたが、それは紙ナプキンの使い方と種類などに留まっていました。

 

ですが、本当は色々な選択肢生理自体があること根本的メカニズムを知る事は何ら恥ずべきことでもなく、むしろ上手に自分の女性としての”性的メカニズム”と付き合う術だと思いました。

こうした知識が広く女性達、女の子達に伝わり楽しい”生理ライフ”となって頂けたら幸いです。

 

書籍紹介≫

漫画と共に楽しく”生理”が学べる一冊になっています。

気軽に読めて分かり易い内容が初めての一冊目としてピッタリではないでしょうか。

因みに、私の初めての一冊目もこちらでした。

 

参考資料≫

第12回全国初潮調査結果/大阪大学大学院人間科学研究科・比較発達心理学研究室