こんにちは。
今回は前回の「生理の気になる話」に引き続いて”生理のメカニズムと生理を重くする原因”の話をしたいと思います。
過去記事:生涯に経験する総生理回数は454回!日数にすると8年7カ月も!生理の気になる話。
生理のメカニズムのはなし。
生理周期を簡単にさらっとおさらい。
生理周期には4つのステージが存在しそれを、毎月繰り返します。
生理中→生理後~排卵日まで→排卵日を過ぎてから→生理前となって、また生理中へと。
♦生理中…心と身体に溜まった老廃物を月経血とともに排出する期間。
♦生理後~排卵日まで…受精しやすい排卵日に向けて女が女になる時期。
※人によっては排卵痛がある人も。
♦排卵日を過ぎると…ジェットコースターのように気持ちの浮き沈みが激しくなる時期。
※体のむくみ、眠気も強くなる。
♦生理前…イライラや、不安感が強くなりがち。
※体内の水分が排出されにくく、体温も上がるので体臭がでやすい。
排卵期が過ぎて生理が始まる2~10日前に不調が集中する場合はPMS(月経前症候群)と言われています。
こうして、1カ月間の間だけでも女性の体はダイナミックに変化していることがわかります。
早速、詳しく見ていきましょう…
生理は月に一度のエステの日?!
人間は本来健康体であれば、排泄すると身体の筋肉がゆるみ、リラックスしてスッキリ気持ちのよいものです。
だからこそ、デトックスが大切とあらゆる媒体などでも耳にすることが多いでしょう。
排便、排尿、汗、涙、髪、爪など。
身体の余分なモノを排泄してくれています。
そして、ここで忘れてはならないのが”生理”です。
どんなに汗を流しても、どんなに優秀なエステシャンでも、生理の排出力には敵いません。
「生理が楽しみになる本」P18より引用
言わば生理とは、お金も払わずに出来る最高のデトックスといえますよね。
そんな絶好の機会を蔑ろにするのは勿体ないと思えませんか。
生理によって心と身体が綺麗になって女性は、また美しく輝きます。
男性よりも女性が長生きなのも、男性よりも女性の肌が柔らかくてしっとりしているのも、生理があるからと言われています。
P18引用
生理がなくて楽チンって…どうなの?
『生理が来ない=快適』って、思っていませんか?
ここで気になる話をします。
それは、”生理と老化”の関係。
一見、関係ないように見えて実は深く関係しています。
簡単に説明すると、女性ホルモンというのは、脳、神経、骨、肌、声と、ありとあらゆる全身に働きかけています。
そして、生理がない状態というのは…排卵が起きていない状態と言えますよね。
こう言った状態というのは、
何らかの理由(ストレス、ダイエット、栄養不足、ホルモンバランスの変化など)によって
卵巣や子宮の機能がストップしていると言えます。
この状態が続くと…
女性らしいしなやかさや、美しさや、華やかさがなくなる。
つまり、
肌荒れや、肌や髪も乾燥しがちで潤いがなくなるなど、身体トラブルも多くなり、将来妊娠しづらくなる可能性もあります。
「生理が楽しみになる本」P22引用
生理が重くなる理由。
生理は毎月変わる?!
実は、月経血を観察してみると、食生活、心、運動、恋愛、ストレスなど、様々な自分の生活を写す鏡のような存在なんです。
更に、四季折々の変化があることも。
骨盤は冬よりも春の方が大きく動くので、月経血量は多くなる等。
期間で見れば、生理は三か月前から昨日までと言われています。
中医学や漢方では、排便や排尿を観察することでその人の健康状態を観察することがあります。
こうして見ると、月経血にも同じことが言えるということが分かります。
ただ排出するだけではなく観察して過去の自分のライフスタイルを振り返る指針のようなものだと言えますね。
生理が重くなる原因は「乳製品とカフェイン?!」
生理前にや生理中にはおすすめしない組合せがあることをご存じでしょうか。
その1例が、乳製品とカフェインです。
乳製品等に含まれる脂肪分を多く摂ると生理前に胸が張りやすいと言われています。
しかも、追い打ちをかけるようで申し訳ないのですが…胸が張る人は生理も重くなりやすい特徴もあるとか。
カフェインには、が含まれているので余計にイライラさせてしまう働きがあります。
その他にも白砂糖を使った甘い食べ物も、身体を冷やす要因に。
更に細かく見ていくと…
♠ごはんよりおやつが好き
♠南国系のフルーツが好き
♠冷たい飲み物が好き
♠目が疲れやすい
♠腰痛
♠お腹を押すとかたい、みぞおちが硬い人
♠猫背
♠椅子に座ると膝が開く
♠腰から太もも、お尻が冷えている
♠最近、ご無沙汰…などなど。
塩分、糖分、脂質が多い食事は、月経血の質を悪くし、粘着質な月経血は、膣からでるときはスムーズに排出できないので、子宮が押し出そうと強く収縮します。
P53より引用
強く収縮するというのがポイントで収縮運動というのは人によっては痛みを伴うことがあります。
つまり、強ければ強い程痛みが強くなるということ。
お産をした際に子宮収縮剤と言うのを処方される場合があります。
これは、お産によって広がってしまった子宮を収縮させる為に処方されますが服用した際には人によってお腹などが痛みを感じる人もいます。
私自身がまさにその一人でした。
そもそも、よい生理って?
♢4日間で終わる
♢日中の月経血の量より、夜は少ない
♢月経血はサラサラしている
♢股間は蒸れない
♢生理中であることを忘れる
逆に、悪い生理って?
♢一週間以上続く
♢夜も月経血の量が多く夜用ナプキンを愛用
♢生理痛、腰痛、頭痛がある
♢月経血に粘土がある
♢股間が肌荒れする
♢生理中は痛み止め薬を常備している
※生理が10日以上続く、3日で終わる、2カ月以上生理が来ない、20日周期で生理がくる、生理痛で寝込むなど、生活に支障が出る場合は婦人科を受診されることをお勧めします。
こうして比べてみると、今まで当り前だと思っていたことに私自身若干の違いがあることが分かりました。
生理=生理痛があるものということも、本当は当たり前じゃなくて体からのサインだったということ。
これは、驚きと共に納得出来る答えだと思いました。
そこから見えてくること。
こうして色々な面で生理のメカニズムと重くなる原因を知ると見直すべきポイントや今後きをつけたいことがあることが分かります。
簡単にまとめてみました。
♡食生活
≪生理前に控えたい食べ物≫
・身体を冷やすもの…冷たい飲み物、旬ではない南国のフルーツ、麦原料のビールや麦茶など
・胸をはりやすく、生理を重くさせるもの…乳製品などの脂肪分など
・イライラを増進させてしまうもの…カフェイン(特に夕方からは控える)など
・むくみを助長するもの…塩分や油分に偏った食事など
≪逆に生理前におすすめ!≫
・色の黒い食材が入ったメニュー(黒ゴマ、ひじき、のり、黒豆、きくらげなど)
・むくみ防止…長い芋の千切りなど
・身体を温める…豆腐とわかめの味噌汁など
・生理前の不調を穏やかに…鉄火丼など
・肌荒れandイライラ対策…芋ようかんなど
♡生活習慣
生理前には控えましょう!行くなら生理が終わってからで。
・美容院
パーマ剤やカラー剤は強力な薬品で、生理前の過敏な髪や頭皮を荒れやすくする原因に。
・歯医者
歯茎は粘膜なのでダイレクトに伝わりやすく生理前は出血しやく、出血量も多くなりやい。抜歯は特に注意。
・深夜の激しい運動
夜の運動は交感神経を刺激するため、眠りが浅くなり、イライラや疲労感、食べ過ぎにつながることも。
・脱毛サロン、顔そり、むだ毛の処理…生理前は肌が荒れやすい時期。
行くなら生理後~排卵期にかけて行くのがおすすめです。
それでも、どうしてもと言う時にはアフターケアを忘れずに身体が受けた刺激を緩和してあげましょう。
♡生理用品
生理中にも、市販でドラッグストア等で売られている化学繊維で出来た紙ナプキンにも注意が必要です。
化学繊維によって蒸れやすい状況をつくったり、摩擦によるかぶれ等もありますが
一番の原因は”吸収ポリマー”だと思っています。
赤ちゃんのオムツなどにも使われている粒、ゲル状の物で水分を閉じ込めてくれます。
この吸収ポリマーは名前の通り、吸収する力があるので余計に月経血を促す要因になっていると思います。
何が言えるのか?
もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが…月経血を吸収する力とは収縮を促す側面もあるのでは?と思います。
私自身もそれに気づいてからは、まずは吸収ポリマーが使用されていないオーガニックコットンの紙ナプキンから始めました。
これだけでも、私は違いを感じました。
是非、ここからまずは初めてみてはいかがでしょうか。
次回は、”生理用品”の話です。
あとがき≫
現代社会で男性と同じように活躍するように求められる現代ですが、それは決してマイナス面ばかりではないと私自身思っています。
たまたま、先日見たyoutube動画でホリエモンこと堀江貴文さんが女性の社会進出における問題についてコメントされていた時に「生理」の話に尽きるのではないか?と仰っていました。
男性がこの様に女性の性について話す際にはセクシャルハラスメントだと言う意見もあるでしょう。
ですが、そこで切り捨てるには、とても勿体ないことだと思いました。
堀江さん自身も「人間が本来必要な機能として備わっているモノなんだから。そこを無視するのはおかしい」と言った発言をし、更に言えば「女性の方が真面目で優秀な人が多い」ことや「そうした身体の特徴によって損をするのはおかしい」と言った見解だったと記憶しています。
これは、仕事をする上でもどうしても”身体のリズム言わば、生理のメカニズム”によって必然的に起きてしまう事象であり、それによって非難される理由はないと男性側からも声をあげて貰うことは重要なstepの1つなのではないか?と思います。
是非、どこの職場でも女性性による差別は不当であり、当たり前に”生理休暇”や”育児、出産休暇”があっても良いのではないか?という一石を投じるきっかけになることを期待しています。
そして、何ら恥ずべき行為ではなくむしろ喜ぶべき行為なのではないでしょうか。
伊豆諸島にある八丈島は別名「女護島(にょごかしま)」と言われるほど、女性を大切にする島だそうです。
かつて江戸時代までは女の子が生まれると、親たちは初出の為に、貯えと着物の準備を始め、娘が初潮を迎えると「初出祝(ういでいうい)」といって祝う風習があったそうです。
こうした習慣は失われつつありますが、私自身も初潮の際には母が赤飯を炊いてくれたのを覚えています。
きっと、こうして言われる時には当人はよくは分からなくても”めでたいことなんだ”と思えるだけでも違うのではないでしょうか。
愛用商品紹介≫
ノンポリマーのオーガニックコットン素材のナプキン。
私が実際に使用していたモノになります。
ピンバック:生理って憂鬱?自分で招いてる?化学繊維紙ナプキン以外にもある知って欲しい生理用品の選択術。 | MAYURIKI_relife