生理って憂鬱?自分で招いてる?化学繊維紙ナプキン以外にもある知って欲しい生理用品の選択術。

こんにちは。

前回は、「生理」の”メカニズムと重くなる原因”についての話をさせて頂きました。

今回はより実践的な『生理用品の選択術』についての話になります。

それでは、早速紹介していきたいと思います。

生理グッズの種類を紹介≫

♠紙ナプキン

おすすめは?

・ノーポリマー

・オーガニックコットン素材

 

こちらは一般的なイメージとして持たれているタイプではないでしょうか。

私のお勧めとしては、前回の記事でも書かせて頂きました”ノーポリマー”のモノを強くお勧めします。

ノーポリマータイプにすると最初は厚みを感じるかもしれませんが、次第に慣れてきます。

それに、実際に厚みがあって職場等で人に気づかれたとか言った経験は私自身ありませんでした。

タイトな服装をされる方でもストッキング等を履かれる場合はそれによって抑えられている気がします。

 

それと、かぶれやすくデリケートな部分なので素材は、オーガニックコットンのモノをお勧めします。

コットン100%とオーガニックコットン100%は同じ綿素材でもその生産過程において沢山の農薬等が使われます。

農薬が沢山使用される事は、生産者視点においても使用する立場で特にデリケートゾーンで使用する点においてもメリットがあるのかな?と疑問です。

ちょっと割高に感じるかもしれませんが、肌が敏感な時期ですので是非7日間だけでも労わってあげて欲しいなと思います。

 

布ナプキン

おすすめは?

・オーガニックコットン素材

・防水シートが付いたライナーと様々なシートタイプを好みに応じて揃える

最近、店頭などでも見かけるようになった布ナプキン。

最初は、使う際にモレやズレなどが無いか?凄くドキドキしますよね。

ですが、その使い方を自分なりアレンジ出来る点などに私自身はとても魅力を感じて使用していました。

素材もオーガニックコットン素材と一言に言ってもネルシャツなどでよく使われるフランネル生地タイプからガーゼ生地タイプなどがあり、その用途(多い日や少量の日など)や季節によって使い分けて使用していました。

ネル生地は、冬暖かかったです!

さらに言うと、もう着なくなった洋服やハンカチなどを使って作る事も出来るのでエコな視点から見ても、緊急時の際にも慌てずに済む上に後処理も案外簡単なので最初は戸惑う事もあるかと思いますが、きっと魅力を感じて頂けると思います。

 

交換目安は?

それと、使用した後どうすればいいの?という問題点も気になる所ではあるかと思います。

私自身が、実際に使用した際には布ナプキン単独で使用する頃には月経血の量が少なくなっているときでしたのでそこまで交換頻度は高くありませんでした。

ですが、人によっては多い日~という場合でしたら目安としては2.3時間に一度の交換位かな?と、思います。

ですが、最初からハードルをあげて挑戦せずとも月経血量が減り始める3日目~初めてみるとハードルも下がって挑戦しやすいかもしれません。

 

ちょっとビックリ?

実際にしようされると最初に気づくのが”月経血が出た”と、”自分で認識する”点です。

今までのポリマー入りの化学繊維タイプの紙ナプキンというのは、自分で認識するというより、ポリマーが吸収しようとする力とすぐに月経血をゲル状に変化させることで気づかなった”今、月経血が出た”という事を肌で感じる点が大きく異なると思います。

そうすると、何が起きるのか?

 

最初は心配?

・ボクサータイプなどのピタッとした生理用ショーツ

最初は出てしまった!という点でドキドキしてしまうと思います。(笑)

これには、慣れが必要ではありますが…実際の所、布ナプキンでもおねしょシーツ等で使われているシートが生地の中に挟んでいるタイプのモノを使用して居ればモレは気にならなかったりします。

ただ、股の間からの漏れを気にされる場合は、激しい運動等は除いて生理期間中のみボクサータイプなどの生理用ショーツを使用されるとより密着度が高くなるのでズレの心配もあまりないかもしれません。

 

夜も心配?

・防水シーツ

夜寝るときに、心配な時は私自身子供用のおねしょシーツを敷いて寝ていました。

(今は大き目でシンプルなタイプの防水シーツが販売されています)

 

出先での保管方法は?

・ジップロックなど密閉できるもの

・セスキ水スプレー

また、出先などで使用した布ナプキンの保管方法のお勧めとしてはジップロックやシリコンバッグなど密閉しておけるものがあると便利です。

その際に、ポイントとしては月経血が着いた部分にセスキ水をスプレーしておくと家に帰った後の手間が少し楽になります。

出先では直ぐに洗濯出来ないので、月経血を乾かさないのが一番のポイントです。

セスキ水は血と反応して落としやすくしてくれる働きがあるので普段の家の掃除などで手垢や軽い油汚れや血がついてしまった時などに活躍してくれますので、常備しておいても損はないかと思います。

又、出先では小さな香水瓶などのミニスプレーボトルなどに入れて持ち歩けば邪魔にならずにすみます。

 

実際に私が実践していた洗濯方法は?

・セスキ水

・お湯

私自身が実際に、自宅などで布ナプキンを交換する際は桶などに水またはお湯にセスキ水をスプレーして洗濯するまでの間はその中に放り込んで漬け置きしておくだけです。

その後、夜入浴する際にもみ込んで月経血を洗い流して手洗いをするか洗濯機に入れて洗い乾かせば終了です。

月経血が中々落ちない時はセスキ水をスプレーして洗い流すを何度か繰り返せば落ちてくるかと思います。

人によってはデリケート用の洗剤等で洗って頂いてもいいかもしれません。

 

生理用ショーツ

吸水ショーツ
こちらはタンポン2本分の給水量があると言われている吸水ショーツ。
レビューを見ると、個人差がありまちまちのようですが…月経カップを使用する際に、
ナプキンをしようせずにこちらのショーツを履くこという方法もありかもしれません。
特に、夏や梅雨の時期は蒸れやすいので重ね着せずに過ごせるのは良いなと思います。
それか、多い日ではなく3.4日目からの着用が良いかもしれませんね。

こちらの商品はメイドインジャパン製の吸水ショーツで150人の方から意見を聞き、
制作期間1年半をかけて誕生した商品のようです。
吸水ショーツは使い捨てにならずに繰り返し洗って着用出来るサスティナビリティがある商品ですよね。

月経カップ

おすすめは?

・医療グレードのシリコン素材のもの

月経カップってご存じでしょうか。

最近は、雑誌でも取り上げられることも多くなりました。

主に、アメリカやカナダ、ヨーロッパ諸国ではスタンダードな選択肢の1つではないでしょうか。

私自身、初めて知った時には周りで使用している方がいなかったのでネットから情報を集めて試行錯誤しながら使用し始めましたが、そこには布ナプキン以上の驚きがありました。

 

月経血の量ってこんなもの?

紙ナプキンや布ナプキンをしようしていた際に、ナプキンにびっしりと月経血が付着しているのを見ると月経血が凄く出ていると思っていました。

ですが、実際に月経血カップを使用する事で自分の月経血の量を知ると”案外、そうでもない”と知る事が出来ました。

そう思えると、不思議なもので布ナプキンに月経血が出たからと言って、ドバドバっというイメージがなくなりました。

なので、これは是非一度体感して欲しいなと思うのですが…それだけではなく、使用している際の煩わしさのなさにきっと感動すら覚えるかもしれません。

 

こんなデータがあることを知っていますか?

1回(1カ月)の月経血量は、少ない人で50ml~多くても140mlと言われています。

(100ml以上の方は貧血傾向)

因みに、尿1回分の量は2~300mlで一日の平均は1200mlです。

これだけでも随分と月経血量が少ない事が分かります。

こうしたデータを知ることによって、月経カップを選ぶ際にも役立つのでは?と思います。

 

月経カップの使用法は?

至ってシンプルです。

朝、膣に挿入して夜に抜き取って洗って、また翌朝使用するだけです。

人によっては、お昼頃一度抜き取って月経血をトイレに流してカップを洗い又、挿入する。と言った感じです。

その間の交換はありません

凄いと思いません?

たった、これだけです。

 

本当に、漏れないの?

正しく、挿入できていれば漏れることもありませんし、足を広げても落ちてくることもありません。

 

使用後は?

石鹸などで洗って頂き乾かして清潔にしておき又、使用する。

 

保管方法は?

お好みの袋やケースなど通気性のよいものに入れて保管して下さい。

 

こんなに、シンプルで半永久的に使用できます。

デメリットはないの?

強いて言えば、初めていれるときにはドキドキしました。(笑)

なんせ、私タンポンも使用した事がない人でしたのでドキドキでした。

 

挿入時のポイントや方法は?

月経カップを挿入する直前に、まずは、無香料・低刺激の石鹸で月経カップを綺麗に洗ってください。

このときに手も一緒に洗って清潔にして下さい。

 

態勢などは、トイレに座る、スクワットの体勢、または片足を便座にあげたりして自分が挿入しやすいと感じる体勢で、リラックスして力を抜きます。

慣れるまでは、周りを汚しても気にならないお風呂場で試してみるのも良いと思います。

しっかり洗った後は、カップの開いている側が上で突起部分(棒やリング部分)が下になるよう利き手でカップを持ち潰して半分に折りたたんで斜め上の角度から尾てい骨の方向に向かってゆっくりと膣に挿入していきます。

入れずらい場合方には、もう片方の手で、陰唇を開きましょう。

 

ある程度カップが入ったら指を離すと、カップが中で開がります。

底の部分をつまみ回転させたり、カップを少し引いたり、押したり、カップの側面を指でなぞり開いていることを確認してみてください。

そうすると、もう出てきません。

 

万が一、血がナプキンやショーツなどに付着する場合はきちんと膣内でカップが広がっていない可能性がありますのでその場合は一度抜き取ってから挿入し直して下さい。

※膣内の形と月経カップの形状によっては、突起部分の棒などが飛び出て痛い場合があります。その際は、お好みでハサミでカットして下さい。但し、切りすぎると引き抜く際に抜きずらくなるので調整して下さい。

挿入位置は、膣内の半ばから子宮口にかけて無感覚部分があり、その位置にあれば痛みや違和感は感じず、逆に入り口に近いところにあるとと異物感があるため、その場合はもう少し奥まで入れてください。

 

抜く時のポイントは?

指一本を先に膣内に入れてカップの突起部分に沿わせていきながらカップ部分を軽くへっこませて空気の入る部分を作り、密着しているカップを剥がしてから先端部分にある突起を持ってゆっくりと引き抜きます。

(突起部分は、商品によってはリングになっていたり、棒のようになっていたりします)

挿入時も引き抜く際にもゆっくりと行う事が大切で、乱暴に行うと膣が傷ついてしまいます。

 

更に、詳しく知りたい方はこちらのサイトもお勧めです。

月経カップの使い方-輝く女性のための生理用品(月経カップ)

 

ノーナプキン

話をする前に、明治以前の女性の生理用品が何だったかご存じでしょうか。

明治以前の女性は、トイレで月経血を出し切って膣に綿球で栓をするだけだったそうです

 

-今では紙ナプキンが当たり前になっていて、ちょっと想像しずらいですよね。

ですが、ちょっと見方や言い方を変えるとヒントが見えてくる気がします。

 

現代的なキーワードで上記のアイテムで当てはめていくと…

・トイレで月経血を出し切る=ノーナプキン

・膣に綿球で栓をする

コットン素材で出来たタンポンや紙や布ナプキンなどが当てはまる感じでしょうか。

 

このノーナプキンと言う考えを私自身知った時には、

”目から鱗が落ちる”気持ちになりました。

 

生理の時にも、ノーナプキンで居られるなんて楽ちんじゃないですか♪

 

生理になったらナプキン問題は色々あります。

ストック、モレ、交換のタイミング、持ち運び、処分など結構プチストレスが一杯です。

それが、ノーナプキンでいられたら一気に解決してしまいますよね!

 

こんな方法、学校の先生にも母にも教えて貰っていませんでした。

で、

肝心のノーナプキンの実践方法は?

step1:出しやすい姿勢をとる。

自分の膣の向きによって前かがみ、後ろにそらしてみます。

step2:月経血を意識する。

つま先を内股にして便器に座り、下腹部を意識する。

step3:下腹部が徐々にへこむように、力を抜いてゆっくり息を吐く。

月経血を出す!おわり。ね、簡単ですよね?

 

和式と洋式だったら、どっちがおススメ?

・和式!

洋式トイレだと姿勢を変えて意識しないと出にくいけど、和式トイレだと膣の角度が便器に対して直角になるの上に、便器をまたいでしゃがむので骨盤周りの筋肉を使い、腹圧もかけやすい上に膣口も開くので月経血が流れ出やすい。

 

もっとも大切なポイントは?

月経血を出し切ろう”と意識することです。

そうすることによって、最初は少量でも、徐々に子宮内にたまった月経血をスッキリと出せるようになってきます。

この習慣がみにつくと、子宮内に月経血がたまる感覚もわかるようになるとか!

私自身はここまで到達することなく、終了となってしまいましたが、是非体感して欲しいなと思います。

 

ノーナプキンで気を付ける5つのポイントとは?

1.まずは、3日目の夜あたりから初めてみる。

最初は、失敗するものなので失敗してもよい環境で初めてみましょう。

2.詰め物をする。

膣の入り口に綿を詰める。これは、生理用品として使うのではなく、膣に挟んだ詰め物を落とさないよう、意識して膣をしめるためです。

3.歩幅は小さく歩く。

大股で歩くと、膣が開くので月経血は漏れ、詰め物も落ちてしまいます。

4.あぐらはかかない

あぐらをかくことで膣が開くので、正座を心掛けましょう。椅子に座る場合は、ひざと足首を揃えましょう。

5.身体をねじらない

身体をねじることで子宮や膣もねじれて、濡れた雑巾をしぼって水が出る原理と一緒で、月経血が漏れやすくなります。

スポーツ時などはナプキンなどを使用することをお勧めします。

 

こうした点を見てみると、昔の女性は、着物で着崩れない、身体をねじらない動作を普段からしていたので、ノーナプキンで過ごす事が出来たんですね!

それでもすぐに諦めず、閉経まで長い期間がありますのでゆっくりとチャレンジしていって欲しいなと思います。

 

あとがき:実際に私が実践していたのは…?

私自身、実際に使用していたモノを紹介する前に私の生理歴なるものを軽く紹介します。

生理周期は順調で28~35日周期内で生理アプリなどで次回の生理予測をすると、大体その予測の前後ないし当日に生理が来ます。

 

生理痛については、紙ナプキンを使用していた頃は1~2日目が特に鈍痛が酷く、膣の中で鐘が鳴っているのか?!と思う程生理痛は酷かったです。

その後、紙ナプキンから布ナプキンに変えてからは驚くほど軽減されました。

 

それから、私自身1日目と2日目が月経血の量が多いので2日間のみ月経カップ(Sサイズ)と布ライナー(のみ)を併用し3日目~は布ナプキン(ライナーと三つ折りタイプ)のみで過ごしていました。

(1.2日目の布ライナーは万が一漏れてしまった時用の為です。

ですが、漏れた事は失敗した時以外はありません)

 

生理は大体7日以内には必ず終了しますが、5~7日頃はほとんど少量で布ナプキンの面を変える位で総取り換えの必要性はありませんでした。

それと、一応…防災、旅行用には一応オーガニックコットンの紙ナプキン(普通サイズ羽根なし)も常備してありました。

このサイズとタイプも上記で説明した様に私なりのポイントですね)

 

その後、ノーナプキンを知ってからは自宅で過ごせる時には”トイレで月経血を出し切る”を目標に並行して実践していました。

そのお陰か、生理期間は更に短く4~5日間ほどで終了することが増えました。

 

いかがだったでしょうか。

これはあくまで参考事例ですが、自分のライフスタイルに合わせて自分なりの使用方法を選んで頂ければと思います。

「これ!」と、決めつけず柔軟に対応できると生理ライフも今までよりずっと気分が良くなるのではないでしょうか。

それに、ノーナプキンという方法を知ると必ずしも月経血はコントロール出来ないものではないんだと知ると生理に対する捉え方も変わるのではないでしょうか。

興味の持たれた方は是非、次の生理から試して頂けたらと思います。

 

布ナプキンや月経カップを使用する際は、最初は初期費用が掛かりますが、長く使う上にデリケートな部分に使用するモノなのでそこは妥協せずに選んで頂きたいと思います。

それに、案外使ってみるとコスパも良く、一々処分する為のゴミの心配や手間もなくなるので驚くはずです。

ただし、来てから準備するとバタバタしてしまうので事前に!がポイントです。

いづれ、機会があれば布ナプキンの簡単な作り方の動画をアップしてみようかなと思っています。誰か、興味ありますかね?(笑)

 

ぜひ一度、生理習慣を見直してみてはいかがでしょうか。