こんにちは。
Mayurikiです。
今日は前回の続きから。
4週間後の再受診の日。
病院に着き、再診の受付を済ませて婦人科へ。
婦人科の受付へカルテを出して
自分の番が来るのを待ちます。
自分の番号が呼ばれていざ、診察室へ。
<検査結果>
結果は前回の健診結果と変わらずで
Ⅲbの前がん病変 高度異形成(CIN3)。
※Ⅲb=高度異形成=CIN3。当時の表記
(詳しい表記についてはこちら。)
<前がん病変 高度異形成って?>
私自身としてはこの”高度”というフレーズが気になり色々調べたり、
先生にも聞いたりしました。
担当の医師曰く「名前で誤解されやすい」という事でした。
実際この異形成というのはがんになる前の状態(前がん病変)で
今の保険などでは”上皮内がん=上皮内新生物”という区分になります。
※一番上の皮の表面部分にとどまっている状態ということのよう。
<治療は早急?>
なので人によっては高度異形成だからと言って
早急に治療するわけではないそうです。
ただし、その場合は要経過観察です。
(期間は3カ月に1回位の定期健診)
(誤解が生まれない様に言いますと緊急ではないだけです。)
子宮頸部というのは子宮の入り口の表面の部分なので
人によってはコルポ(スコピー)細胞診(プチっととる奴です)を繰り返していると
異形成の部分がなくなってしまう人も居るようです。
(確かに表面にある異形成をプチプチと取っていったらなくなるな!と思ったり)
<診断の結果、今後の方針は?>
担当医師に聞くと、
「前がん病変 中等度異形成までが経過観察、
それ以上の高度異形成の場合は治療を勧めています」
と伺いました。
(これはあくまでもその当時の話になります。
現在は”異形成”と言わず「中等度異形成=LSIL(CIN2)」になり
「高度異形成=LSIL(CIN3)」となります。)
詳しくは過去の記事『「異形成」検査結果の見方と今後の検査方法』
<治療方法は?>
私は高度異形成なので勿論、
治療を勧められました。
標準治療方法は2つ。
「レーザー蒸散術」か「円錐切除術」。
<レーザー蒸散術>
1つ目がレーザー蒸散術です。
これは子宮頸部の表面をレーザーによって焼く(火傷のような感じ)方法です。
メリットは表面だけの治療なので体への負担が少なく済み
術後の回復も早い事(傷はかさぶたになって剥がれ落ちます)が挙げられます。
(この当時はレーザー蒸散術の場合は、
診察室の隣にある診察台での処置で行われました。
麻酔は全身ではなく、局所麻酔のみで治療が行われます。
ですが、今現在やまた先の話にも再度出ますが
それ以降は、診察台での処置での局所麻酔ではなく
2泊3日の全身麻酔による手術という形に変更になりました)
デメリットとしては、
もし病巣が表面だけでなかった場合、
根治出来ず再手術の可能性。
(その場合は否応なしに円錐切除術になります)
それと病理検査が出来ない為診断の確定が出来ないので
今後の定期診察が欠かせません。
<円錐切除術>
2つ目が円錐切除術です。
これは子宮頸部を含む子宮の部分を扇型(円錐)△に切除する方法です。
この場合は二泊三日の全身麻酔での手術になるということでした。
メリットは、この切除した部分を病理検査に出すことが出来るという点。
病理検査に出す事が出来ると診断を確定する事ができます。
それと、表面的なレーザーとは違い切除することにより
確実に病巣を取り除く事が出来る(あくまで根治しやすい)という点です。
デメリットとしては
膣頸部の一部を切除する為に妊娠をした際に流産する可能性があります。
妊娠した際には、もちろん処置をして対策を取ることも出来ますし
実際に何も対策をせずに無事に出産を迎える方もいらっしゃいます。
その他にも、全身麻酔による手術による体への副作用などの身体的負担と
二泊三日の入院という長い時間拘束されるという点などがあります。
今回二つの治療法が提示された私は家に帰って一度家族と話合う事にして
もう一回、診察日を設けて頂く事で今回の診察を終えました。
次回へ
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