こんにちは。
今回は前回に引き続き”現代医学との付き合い方を一度考えてみる”として『医原病って知っていますか?』がテーマになります。
過去記事≫現代医学の本当の目的って何だろう?
※本書は、ショッキングな内容が含まれますので予めご注意下さい。
本題≫
“医原病”という言葉を聞いたことがありますか?
医原病というのは、『医療が原因で死亡する病』のことを指すそうです。
私は初めてこの病名を知った時、とてもショックを受けたと同時に妙に納得してしまった部分があります。
それでは、この医原病とは?について更に掘り下げていきたいと思います。
世界にはこんな研究があります≫
この医原病については、ニューヨークのNPO法人「アメリカ栄養研究所」の創設者ゲーリー・ヌル博士が2004年に論文で発表。
その際に記載されていたのが、
医療(西洋医学)が原因で死亡する米国人は毎年78万3939人である。
ちなみに心疾患(心筋梗塞など)が69万9697人であり、がんは55万3251人である。
論文より
又、更にヌル博士は
「米国の医学システムは米国民の死亡や負傷の原因の第一位である」
としています。
どう感じますか?
私の感想≫
私自身、この医原病という病には様々な事象(原因)が存在しているだろうと推察されます。
その1つとして、治療中、又は治療後の副作用等も、含まれていることも。
実際に現実として、副作用によって亡くなられている方もいらっしゃると思います。
ですが、表面上は病名がそのまま使われます。(たとえば”がん”でなど)
実際に医療現場で使われている隠語に”ケモ死”という言葉が存在します。
ケモとは、化学療法(ケモセラピー) chemothrapy の「ケモ」を指し、抗がん剤治療が原因で亡くなられた方を指す言葉だと思われます。
医療関係者の方は、そのまま化学療法とは言わず”ケモ”と記載されている書籍もありました。
-この言葉を知った時に私自身、闇を感じました。
なぜ私がそう感じたのか?と言えば、ケモ死という隠語が存在し使われる位、抗がん剤治療とは劇薬で毒薬なんだと思ったのが正直な感想でした。
(抗がん剤治療の仕組みは今回は省かせて頂きます。)
そして、それを医療従事者は知っている。
ですが、表向きにはきっと死亡理由は”〇〇がん”と書かれているんだと。
これが、ヌル博士の言っている医原病の1つなんだと理解しました。
まとめ≫
そして、残念なことに日本国内ではこういったデータは存在しないようです。
アメリカにはこの他にも医原病を扱った研究というのは存在しているそうです。
さすが、自由の国ですよね。
この他にも≫
バーバラ・スターフィールド医師は自身の研究の中で、
「医師はアメリカでの死亡原因の第三位であり、毎年医原病によって25万人が死んでいる」
と、述べています。
又、この人数がヌル博士よりも少ないのは論文の中で
「提供された研究のほとんどが入院患者のみを対象としていること」や
「研究は死亡だけを対象としており、苦痛や身体障害などの有害影響などを含んでいないこと」
などをあげ、実際は更に…と言ったことを示唆しています。
推察するに、アメリカは日本よりも標準医療に対するガイドラインが厳しくあり入院日数も短く設定されている背景があります。
なので、実際に症状が出た時には退院している場合があることも想定されますよね。
※ハワイなどを例に取ると、化学療法は日帰りで行っている様です。
そして、さらに興味深いのが…
米国「医師会ジャーナル」誌において発表された論文で
「毎年10万6000人が医学的には正しく処方された薬が原因で死亡している」
と記載。
米国政府機関の承認を受けた薬を、医師が西洋医学的に正しいと判断して処方したのにもかかわらず。
これはアメリカだけでの話ではなくて…
1973年、イスラエルで病院ストライキが決行された。
診察される患者の数が一日6万5000人から7000人に減らされて、ストは一か月続いた。
これによって、何が起きたのか…
その期間中、同国内での死亡率が半減したとのこと。
同国でこれほど死亡率が半減したのは、1953年にやはり医師がストライキをした時以来だったとか。
そして、病院が再開すると、死亡率は元に戻った。
まとめ≫
すべてのデータが完璧で正しいとは言い切れないとは、思います。
ですが、こうした事実が現実に、世界であると知った時に本当に日本には無いと言い切れますか?
私には関係ない?
もしこれから、自分が病になった時に自分の死因が病気そのものではなく”医原病”だったらどう思いますか。
目をつぶってしまえば…?
医原病があると知った上であなたはどう行動するか一度考えて欲しいなと切に願います。
あとがき≫
さらに興味深い研究がアメリカ医療ジャーナルに掲載されています。
14の一般的な症状に対する診断所見の結果について。
・10%:心理的
・16%:器質性
・74%:不明
これは、病院を受診し、治療された14の病気や症状の内、10%が言葉の通りに心理的なものが原因で、16%が臓器・組織の形態的異常にもとづいておこる原因で、なんと残りの74%が原因不明だった。
(14の病気についての内容はここでは省略させて頂きます。
diagnostic Findings in14Common Symptoms.American Journal of Medicine 1989 86 (3):262)
つまり、何が言いたいのか…もしこの病気の種類が風邪であれ何であれ理由(原因)はほとんど分からないに等しいということ。
※分かっているものもありますので、悪しからず。
もし、根本的解決を望むのであれば本当なら聞く相手は医師ではないのかもしれない?!
実際に文章を書きながら、改めて再認識しました。
診断書に書かれている死亡原因は実際には必ずしも一致しないこともあり得るんだなと。
そうして、知ったことによって何が変わるのか?
それは今後の治療を選択する上でも、病気の原因を探る上でも方向性が変わることを意味していると思います。
考える1つのきっかけになれたら、幸いです。
書籍≫
本記事参考文献(「数字で見る現代医学のウソ」より)。
さらに詳しく知りたい方は、