現代医学の本当の目的って何だろう?

こんにちは。

今回は、「医学の本当の目的って何だろう?」という話になります。

前書き≫

私自身改めて考えてみると、医療の必要性は感じますが、実際には漠然とした考えしかないのが本音のところです。

そして、必要だとは言ってもその中身は全て必要なのか?

については、正直医療従事者ではないので中々その一端を触れることは出来ないのが実情です。

 

ですが、改めて自分が患者になったことで「あれ?」と思うことがあり、漠然と信頼し、信じ切っていた自分の心がいつの間にか違和感を感じ始めました。

そうすると、今までは見過ごしてきた事が急に気になり出し、今回改めてその違和感に答えをくれる書籍と出会いテーマとしました。

 

本題「医学の本当の目的とは?」≫

”その場をしのぐ”

 

治すではなく?

-実際に私達患者の立場からすれば、治して貰いに病院を受診しているはずなのにおかしな話ですよね。

 

その答えとして、登場するのが「対処療法(アロパシー医学)」

このキーワードは、現代医学を語る上で欠かせないキーワードとのこと。

因みに、アロパシー医学を説明する前に…

医学と一口によっても、実際には様々な療法(治療の仕方、アプローチ方法)が存在します。

=これを”医学五大流派”とも言うそうです。

 

アロパシー…薬物療法、異種療法「現代医学、対症療法、病気の症状と反対の効果を持つ薬品を投与する」

オステオパシー…整体療法「整体、指圧、ヨガ、カイロ、呼吸法、鍼灸など」

サイコオパシー…心理療法「催眠療法、対話療法、暗示、瞑想、音楽療法、色彩療法など」

ナチュロパシー…自然療法「食事療法、芳香療法、植物療法、温泉療法など」

ホメオパシー…同種療法「自然治癒力を活用して極微量の毒で健康を増進又は誘発する

 

アロパシーの由来は‥

名づけ親は、ドイツの医師 S.ハーネマンが自分の創造した医学概念ホメオパシー に対して,従来の臨床医療観をアロパシーと名づけた。

allo=other (異物) ,pathos=disease (病気) の意味で,強いて訳せば「逆症療法」となろう。たとえば「発熱は解熱させる」「下痢は止痢をはかる」というように,生体内に症状と逆向きの力を誘導励起することによって病気をなおそうとする考え方である。

コトバンク「アロパシー」より引用

 

このアロパシー医学の概念の1つが「対処療法」になります。

対処療法は聞いたことも居るかと思いますが、簡単に説明するとすれば症状が出た時に出た物にフォーカスして治療していく方法になります。

なので、そもそも概念として”根治”や”完治”が存在するのか?疑問です。

 

例「がん治療」≫

確かに、その答えを体現する答えの1つとして分かり易いのが「がん治療」。

(一部根治可能といわれているがんもありますので、その点は除外します)

実際に、私自身もがん治療を経験し主治医に言われたので確信を持って言えますが「完治」という言葉は一度も使われないし言われませんでした。

 

「手術は無事に終了しました」。

「全て、取り切れましたよ」。

「レントゲンなどでも影はありませんでした」。

「病理診断の結果低リスクなので追加治療は大丈夫です」。

「退院後も、これから定期的に検査して様子をみていきましょう」など。

 

私自身はその当時、そこまで深くその真意を考える余裕が無い上にこの上記の言葉ですっかり安堵してしまっていたのでスルーしてしまっていたと今更ながらに気づきお恥ずかしい限りですが、一度も言われなかった。

 

てっきり、終了するのかと思いきや…

それどころか…

検査はずっと続くし(最短で5年間)

後遺症による新たな病気を発症するリスクも続きます。

 

そして、5年経った後に言われる言葉は

「もう、うちではこれで定期健診は終了です。

後は、市町村などの定期検診を受けて下さい。お疲れ様でした」と言った感じでしょうか。

(これは、その前の前がん病変期で治療した際に、5年間の定期健診を受け終わった際に実際に言われました)

 

つまり、手術は対処療法だったのか!と。

 

裏付ける様に、現代医学でのがん治療では「治癒」「完治」は中々聞きません。

その代わりに、使われる言葉があります。

「維持」や「寛解/緩解(かんかい)」。

 

寛解とは、

病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態。

特に癌 (がん) 白血病など、再発の危険性のある難治の病気治療で使われる語。

goo国語辞典より引用

 

そして、ここで気になる文章topics!を紹介します。

 

「治す」「治る」ということは、本質的にいえば病院に通院しなくなってもいい状態のことであり、患者自身がそのことを気にしなくてもよい状態にまでなった場合のことだ。そうした意味では、現代医学は決して病気を治せないのである。

内海聡著「医学不要論」P11より抜粋

 

どう感じますか?

-じゃあ、慢性的な病気はどうしようもないのか?

その答えは、今回のテーマから外れるのでまた別の機会としますが、

大切な事は個別の症例に対してではなく

「現代の医学の本質(概念)を知った上であなたはどう行動しますか?」

という事ではないでしょうか。

 

そもそも、完治や根治を目指していない現代医学だけを頼り切る事に不安はありませんか?

確かに、究極的に言えば緊急性の救命医療は、別の見方をすれば究極の対処療法なのかもしれません。

”起こってから対処する”。

実際に、この観点からの医療は必要ですし、現在も闘われて必死に働いて下さる医療従事者の方に敬意を表します。

 

ですが、違う場合はどう考えたらいいのか?

そんな時にこそ、別の視点で見直す事が必要なのではないでしょうか。

 

沢山の流派があります。

本来ならそれぞれは切り離す物ではなかったはずです。

ですが、それが現代はより遠い存在になってしまったような気がします。

ぜひ、もし「今の私に必要なのは根本的な治癒を目指すならこの療法を試してみよう。対処療法なら現代医学にお世話になろう」などと自分で考えて、それぞれにお付き合いする方法を見出せたならもっと根本的な健やかさが手に入るのではと思います。

 

私自身も、知らず知らずの内に”病気=現代医学”という風に、そう思い込んでしまった節があることは否めません。

だけど、そこは過去の過ちや反省点はそのままにせずに改めて向き合って

「何が抜けていたのか?」

「どこをもっと知る必要があったのか?」

自分なりに答えを見つけることが大切ですね。

 

あとがき≫

全ての医療を否定しているわけではありませんので悪しからず。

念を押してお伝えしますが、緊急性の高い救命医療は絶対に必要ですし、感染症などの治療や研究など非常に重要だと理解しています。

ですが、それを”医学”という言葉1つにまとめてしまうのではなく、1つずつ探って知っていくことが重要なのではないでしょうか。

 

どんなに大きな問題でも、最初の始まり(綻び)は小さな物から。

 

書籍≫