入院5日目・術後3日目新たな痛み?!(子宮頸がん1b1期による広汎子宮全摘術・体験レポ24)

こんには、Mayurikiです。

今日は前回からの続きで「入院5日目、術後3日目」の話になります。

<術後3日目>

朝は昨日より起き上がれる様になり

窓から朝を迎える外の風景を眺める事から

始まりました。

 

<今日の食事は>

今日の食事は3回とも7分粥となりました。

こうして食事がとれるというのは本当に体が回復に向かって行けている証だと

思います。

 

<今日からわたし動く!>

今日は朝から動きます。

それでもノロノロとですが、

一人で沢山のチューブを繋いだ点滴台と共に

血圧測定にお出掛けです。

(心は凄い勢いで歩いてます!)

この時にやっと周りの様子をしみじみと

感じる事が出来ます。

 

看護師や副主治医達からも「歩いて下さい」と言われたので

今日から頑張ります。

(寝たきりでいると腸閉塞などの二次的被害が出てしまうので)

 

<痛みが…>

ですが、第二波の痛みが襲います。

最初は昨日に比べれば動ける様になったので喜んでいたのですが、

腹部、下腹部が痛みます。

突っ張る様な痛みがあり中々自分の体重を掛けて座れずにいました。

(ベッドを90度近くにリクライニングしてもたれかかって座っている状態です)

 

<それでもわたし、歩く!>

その痛みは最初傷とドレンの痛みなのかな?またぶり返したのかな?と

思いながらも、”歩いて、歩いて”と言われたのを思い出し

なるべく歩く様に務めました。

 

まだ体力がそれほどないので病棟内をぐるっとUターンしながら1往復、

休憩して今度は2往復と少しずつ増やして行きました。

 

その間も腹部、下腹部が痛みます。

麻酔薬の点滴も継続していたのですが、

既にボタンを押せば気持ち悪くなり辛いので

点滴として落としている速度もかなりゆっくりにして貰い

最後の方はただ刺さっている状態になっていました。

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(本来なら最初の1日目でボタンを結構な頻度で押して使用される様で

残量がなくなると次の日の術後1日目位には外されるようなのですが

一度壊れて交換して頂いたのですが

私が全然ボタンを押さないので術後3日目になっても

一緒に行動を共にしています。

 

少しずつ少しずつ焦らずに。

 

<人の優しさに触れて>

今日は夕方に初めて友人がお見舞いに来てくれました。

この友人は毎日の様に電話をくれるのですが、

入院・手術・寝たきりになっていたので電話に出られず、

やっと寝たきりから解放されて

頭の中もクリアになってきて久しぶりに携帯を取り

着信が入っていたので友人に入院している事を

伝えました。

 

そしたら、なんと驚いたことに

今日話して早速仕事帰りにお見舞いに来てくれました!

友人も子育てして、仕事をして忙しい合間を縫ってきてくれました。

本当に弱っていたので友人に気力を貰い感謝しかありません。

(寝たきりで携帯をいじる気力もなく…)

 

そしてその日の夜、

入院中初めて上の子供からラインを貰い

改めて活力を貰いました。

 

<痛みが続くよ、どこまでも…>

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ですが、それでもこの突っ張る様な圧迫されるような痛みの範囲は

足の付け根の方まで次第に広がり始めました。

 

こんなに痛い物なのか?

と苦しくなります。

 

他の看護師の方や侍医、副主治医にも

痛い時は言って下さい。処方しておきます

と言われていたのでその日の当直看護師に

痛いので痛み止めが欲しい

と頼みました。

 

その時、看護師から言われたのは

そんなに痛み止めが必要な程痛いんですか?

と聞かれました。

はい」と言うのが精一杯でしたが、

その時から私はなんて”弱い人間”なんだと知りました。

 

結局別の看護師の方が来て痛み止めの点滴をして下さいましたがあまり効果もなく

痛いままでしたが、

弱い私がいけないんだ。迷惑をかけちゃいけないんだ”と思い、

痛みに耐えながら中々寝付けずに過ごしながら少しなんとか寝ました。

(寝返りを打とうとするとまた痛みが襲います)

 

そして、その時は何故に不幸は続くのか

隣の方の悲鳴で夜中に起こされ

結局ボーっとした状態で朝を迎えました。

(隣の方は恐い夢を見て悲鳴を上げてしまったようで次の日謝られました)

 

<あとがき>

この時は誰も教えて貰えず、ただ「なんでだろう」を繰り返されるばかりでした。

ですが、後に判明するのですが…

 

結果としては私の痛みには二種類あったという事です。

1つ目はもう一つのドレン縫合してある上に貼ってある絆創膏テープです。

そして2つ目がむくみです。

 

正しくはリンパ節を切除した事による術後の後遺症によるリンパの詰まり。

本来、書籍やブログを見ると1週間後位に出てくるそうですが、

私は早かったようです。

 

そしてこの二つの共通点は痛み止めが効かないという事です。

私の場合だけかもしれませんが、痛み止めとは炎症を抑えて

痛みを和らげるものですが私の場合はむくみと刺さっている事による痛みと

テープの突っ張りと素材が合わなかった事が原因なので

炎症ではなく

原因を取り除かない限り意味が無かったようです。

 

そして、麻酔薬が効かないのもその一因だったと思われます。

この時は理由が分からなかったので

私には、何よりも自分の弱さが原因だと思っていました。

本当に理由が分からないと辛いという事を身にしみました。