こんにちは。
Mayurikiです。
昨日の続きから、今日は「入院6日目、術後4日目」の話になります。
<術後4日目>
今日で術後4日目となりました。
入院も明日で1週間となります。
<開腹手術の痛み>
朝起きて起き上がろうとすると痛みが…
この腹圧をかけないで起き上がるのは本当に辛かった。
何故辛いかと言うと、
人は案外お腹に力を入れて動作をしている事が多いんだなと思いました。
ねじる。
これも何か物を取る時に横を向くときもそうです。
しゃがむ。
これも起き上がる時かがむ時それぞれに負担が掛かります。
起き上がる。
お腹に自然に力が入ってしまいます。
何より、辛いのが咳込む時とくしゃみとしゃっくり!
くしゃみをする時は相当な圧が掛かる事を認識しました。
ですが、くしゃみはまだ一瞬なので「痛!」
と一回で済むのですが
しゃっくりや咳は何回もなので、本当に辛かったです。
<開腹手術の痛み対策>
昨日の夜も急に咳込み、痛くて看護師に尋ねると
まあ、しょうがないのですが…
「お腹を両腕で押さえて下さい」
と言うアドバイスを頂き何とか耐えました。
その間、看護師さんには見守って頂きました。笑
でも実際この方法は有効だなと知ることが出来ました。
例えば、寝返りを打つ際そのまま横に向くとお腹が引っ張られて突っ張り
結構痛むのですが、
お腹を押さえながら寝返りを打つと幾分かましになります。
私はこの方法で枕をお腹に抱えて(抑えて)寝る事で緩和していました。
(これは開腹手術をされる方皆に有効なんだなと思います)
昨日の夜は色々あり
散々でしたが今日は少し知恵が出来たのは良かったです。
<本日の予定は?>
それから点滴台と共に血圧を測ってちょっとお散歩をして(歩行訓練)
検温をして身支度を整えて、音楽を聴きながら過ごします。
<今日のご飯は?>
本日のご飯も三食7部粥でした。
夜には8割近く食べる事が出来ました。
<久しぶりの洗髪>
午後一で身体を拭いて頂き、久しぶりの洗髪です。
看護師に美容室の様な感じでシャンプーとトリートメント、ドライヤーと
行って頂きました。
(素人なので雑さはいなめずちょっと痛かったですが、
さっぱりスッキリできたので良かったです)
<痛みは?>
痛みはお腹から下腹部、足の付け根へと広がったまま依然として痛みは強いままです。
様々な痛み止めを試しても効果はありません。
そして、心はもう孤独感と疎外感…
本当に打ちのめされた気持ちで一杯。
<自己嫌悪に…>
この時、私は手術から4日目となり便が出ていない事も余計追い打ちをかけていました。
これもこの時の自己解釈ですが
「便が出ていないからお腹が余計に張って痛みが辛いのかも」と。
それも私が悪いのだと思っていました。
看護師に「今日、便は出ましたか?」
と聞かれる度に脅されているように感じました。
(本当に、精神的にかなり病み始めてますね…)
でも、実際便は中々出ず何回かトイレに行く度に(出るかも?)
結局出ずに自分のベッドに戻る際、
思わず自分の不甲斐なさに涙がこぼれてしまいました。
(こんなに便秘を恨んだことはありませんでした)
その際、看護師が私の状態に気づき「どうしました?」
とビックリされていたのですが
(ちょうど付き添って頂いていた時だったので)
「すみません。私が出せないから。こんなに痛みにも弱いから。
迷惑ばかりかけて」
(本当に人生で初めてこんなに便秘で悩むとは思わなかったです。笑)
看護師さんは「そんなことないですよ」と慰めて頂いたのですが、
我慢していたものが噴出してしまいました。
なんとか涙を堪えて「すみません」とベッドに戻るとすぐに
主任看護師が来てくれて私の心の内を聞いてくれました。
<やっと心が晴れていく>
勿論、昨日別の看護師さんに言われた事も全て”自分の弱さ”のせいで
迷惑を掛けている。
本当に申し訳ない気持ちで一杯だけど、どうしても痛みに耐えられない。
こんなに、自分が痛みに弱かったとは知らなかった。と。
主任看護師は代表して昨日の看護師の言動について直ぐに謝ってくれました。
私は悪くない。
痛くて当たり前で我慢する必要はない。
その為に私達が居て、病院に居るのだからと。
本当に、やっと心が軽くなりました。
私が弱いからいけないんじゃなかったんだ。
救われました。
<さらに追い風のように>
その時、ちょうど麻酔科医が私の点滴をチェックしに来て、
同じタイミングで侍医も様子を見にやって来ました。
私が号泣しているのに面食らっていました。
(そりゃそうだ…;)
ですが、この麻酔科医の先生が凄く優しい方?でした。
女性の方で初めてお会いした方でしたが、
麻酔科医「麻酔の点滴使用していない様なので邪魔だと思うので外しますね。
気持ち悪くなると言って使用して居なかったんですよね?」
私「はい。ボタンを押すと気持ち悪くなるし、
常に流れているとだるくなるので昨日減らして頂きました」
麻酔科医「多分、この麻酔薬合わなかったんだと思います。
他の方なら1.2日で無くなる量で調整しているのにこんなに残っている。
使用せずにいたんですから痛くて当たり前です。」
(…ぉお?)
侍医「何を処方すればいいですか?」
麻酔科医「○○どうですか?」
侍医「それは試して合わなかったみたいなんです」
麻酔科医「じゃあ××じゃないですか」
看護主任「それはまだ試してないです」
侍医「処方してきます」と小走りで走り去っていく。
と、話がトントン拍子に進んでいきました。
麻酔科医「人には合う合わないがあるのは当然の事なので
何かあったら無理せず相談して下さい」
と言って点滴を外して颯爽と去って行きました。
(出来る医師感漂っていました)
主任看護師も「お薬は常に合うというわけでもないんです。
その時の状態(体の変化)は常に変わりますし痛みも変わったりするので
辛い時は無理せずに言って下さいね」
と声を掛けて点滴を取りに去って行きました。
”本当に、話してよかった”
<痛み問題、解決!?>
その後しばらくすると副主治医、侍医達がやってきて
もう1つのドレンを取ってくれる事になりました!
ついでに縫合していたところに貼ってあったテープも剥がれます。
剥がしている間に痛み止めの点滴が届きます。
何だかずっと心を抑えていたものが取れて
体の痛みが一気に取れて
痛み止めも届いて
一気に疲れが出たのか
しばらく就寝しました。
<早速、変化が!>
夕方、夕食の時間になり頂きます。
そして、ここでビックリ!
痛みはありますが自分の体重を掛けて座れます!
昨日はあぐらに挑戦して結構しんどかったのですが、
今は平気です!
<痛みの原因1つ目、ここに完結?!>
ここで本当に痛みの辛さの原因1が分かりました。
夜、主人が会いに来て私の顔が明るくなって座れているのに
ちょっと驚いていましたが
私が事のてんまつを話すと「良かったね」と
言ってくれました。
私も改めて主人に感謝を伝えます。
そして今日は睡眠薬を飲んでぐっすり就寝出来ました。
<あとがき:皮下注射痛くない術?!>
私が今回、長期入院した際に今までなら気にも留めずいたのですが、
もし機会があれば看護師や医師達の情報はスルーせずに心に留めておく
又はmemoしておく事をお勧めします。
今までは2泊3日の入院では短いので担当看護師が常に替わり
もう一度会うという機会も無かったので主治医と副主治医達だけ
憶えていたという感じでした。
ですが、今回は長期になるので看護師達とも何回も顔を合わせます。
そうすると、改めて学習しました。
看護師だからという一括りではいけないと。
(当り前ですよね…反省)
それぞれ性格や特徴もありますが、その他に知識や保有資格などの違いもあります。
そして注射の上手さも。
開腹術、腹腔鏡手術に限らず手術をした場合、血栓予防の為に皮下注射を打ちます。
朝と晩の1日2回、退院まで毎日です(回数が決まっているようです)。
これが結構痛い。
お腹に左右交互に打ってもらうので忘れない様にmemoしたのが最初の始まりですが、
看護師によって痛みが違うという事を知りました。
というより、配慮の違いですね。
ある理論派看護師の方によると人によって痛くない部位があるそうです。
なので、それを自分で知っておくと看護師に頼めるということでした。
(実験と検証ですね)
もし、皮下注射痛い、嫌いという方は一度試してみる事をお勧めします。
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