入院3日目:手術翌日(子宮頸がん1b1期による広汎子宮全摘術・体験レポ22)

おはようございます。

Mayurikiです。

今回は昨日の続きから「入院3日目、手術翌日」の話になります。

<手術翌日>

そのまま夜通し起きていたのであまり翌日になった気もしなかったのですが

日の光を遠くで感じる事で気づいた気がします。

 

痛みは変わらずなまま疲れ果てて、

また痛みで起きてを繰り返していましたが

朝になりHCUから病棟へ移動になるようで

その前に、看護師に体を拭いて頂き着替えを行ってから移動との事でした。

 

先に隣の方が行った後

私の番となりましたが、、、ここで気づきました。

私の体を拭いてくれるのは男性看護師!。

 

正直、複雑でした。

羞恥心ですね。

ですが、それよりも痛みがあまりにも酷かったので

最後は泣きながらになっていたので

どうでもよくなっていました。

 

(HCUやICUは24時間体制で急患も多くとても体力の居る仕事なので男性看護師が多い印象)

 

そして、着替えのちょうど前に主治医達が一度顔を出しにきます。

無事に手術は成功したとのことで一安心ですが、

何せ激痛なので内心「本当に?!」と思っていましたし、

言ってしまいました。

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主治医は麻酔の点滴が付いているので

痛い時はドンドンボタンを押してください

とのことで、

私も最初に説明されていたし聞いていたし他の方のブログでも知っていたので

何回も押していましたが

効かない。。

 

無知って怖いもの知らずなのか

”こーゆー物なのか”と思って耐えていました。

(画像のはナースコールのものです。イメージはこんな感じです)

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その時に、点滴袋を見ると薬が漏れている事が発覚!

液が減ってるー!!

という事で、あとできちんと新しい麻酔薬に交換してもらいました。

(結局大量に余らせるんですがね…)

 

その後、着替える間も痛みが酷いので寝返りが打てないので何するのにも

痛くて唸っていました。

涙も自然とこぼれます。

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着替えた後、病棟の看護師が迎えに来てベットを移動します。

ここでも痛みが酷くて沢山の人達に「1.2.3」と横にスライドする形で載せて貰い

そのまま病棟へ運ばれていきます。

 

病棟に到着して病室へ。

部屋の場所は最初と同じ窓側でした。

(やったー!!と、言いたいところでしたが寝たきりなので見えません)

 

そこからはしばらく放置されます。

ほんの数時間ですが、

この時に初めて”死ぬかもしれない”という恐怖を感じました。

 

その理由は寝たきりの状態で居たので唾液が口の中に溜まってきます。

病棟の看護師は知らないので近くにティッシュも置いておいてくれないので

自分で唾液を処理することが出来ません。

ドンドン口から溢れて来て息苦しくなりました。

 

ティッシュが横目で台の上に置かれているのが

見えるのに必死で手を伸ばしても

痛くて動けない。

何とか痛みに耐えながら手を伸ばすも

届かない。

本当に苦しい時間でした。

でもその時間ははたから見たらほんの数十分です。

 

その後、やっと看護師が来てくれた時に事なきを得ましたが

痰は馬鹿にしちゃいけないとつくづく実感しました。

 

その後看護師に「水分を取りたい」とお願いすると

病院からは支給できないので家族に用意して貰わないといけない」と言われます。

ですが、面会時間は午後2時から。

それまで家族は来ない」と伝えると

こーゆー時は大丈夫ですよ」と。

 

(聞いてないし!と内心腹を立てつつも、

何も飲まずにいればまた口が渇き唾液が貯まります…負のループ)

 

そこへ隣の病室の方が「良かったら、どうぞ」とペットボトルを差し出してくれます。

その行為に心底感謝しますが、申し訳なくてお断りします。

(自分の馬鹿さ加減にうんざり)

 

結局、看護師から家族に連絡を入れて貰い

早めに来てくれると言う事になりましたが来たのは

午後一時。

 

その間は、唾液と痛みにひたすら一人で戦う時間となりました。

 

(この時に家族に「なんでこの時間?」と、文句を言うと

この状況は伝えておらず

ただ「早めに来れるので来てください」と言われたようで

のんびりお昼を食べたら行くと伝えたそうです。(´;ω;`)ウゥゥ)

 

その後は、やっと家族に水を持ってきて貰い

水分を取る事が出来ました。

その後は昼ご飯として重湯が出されましたが、

起き上がれず食欲もなく下げて頂きました。

 

その後は、痛みが酷く起き上がれないので担当看護師の方が

色々とやって頂いたのですが効果は無くただ痛みに耐えるという感じでした。

麻酔の点滴はボタンを押すと次第に吐き気が出てきて気分が悪くなるので

ボタンは押さずに他の痛み止めの点滴を処方して貰い試してみました。

 

一度麻酔科医が点滴をチェックにきましたが私のこの状態に対しての

的確な回答は得られず。

この日はただひたすら痛みに耐える事、

どうやって床ずれを防ぐかを考え

どこまでなら起き上がれるか(リクライニング)を試しました。

 

夕方一度副主治医と侍医が決ましたが

なんでだろう」で、終了。

私としてはこのお腹に刺さってる管なんじゃないかと疑って

抜いて欲しい

と懇願しましたが願いは届かず抜けるのは明後日という事でした。泣

 

夕ご飯の重湯も結局受け付けず、

この日は水のみで過ごしました。

夜になるとまた別の担当看護師に代わり、

最初は心配されるのですが

対処のしようがないと分かると放置されるという2日間となりました。

 

”何でなんだ?”という悶々とした気持ちと

誰にも分って貰えない辛さが心の中でこみ上げてきます。

こうして術後1日目が終わります。

 

本来なら術後1日目から起き上がって病室内を歩くように促されます

昨夜の夜も術後直ぐに寝返りを打つ様に言われます

私があまりにも痛がるので、

どうしようもなく放置して頂いていました。

 

後から知りましたが同じ時に手術をしていた方は

やはり歩いていたようです。

寝返りも打てていたので(術式は不明)。

 

私もこんなに痛い物なのかと一番自分が驚いています。

自分で言うのもなんですが、

結構自分は痛みに強い方だと思っていたので。

 

ボディーアートメイクを入れているのですが、

その時も他の方なら細めに入れる所を

ガッツリ太く濃く入れて貰った時も痛いけど声に出さなかったりして

彫師の方にも「我慢強いですね」と言われたりという事があります。

 

それなのに、こんなに痛みに弱い自分に驚くばかりでした。

明日も管(ドレン)を抜いて貰えない悲しみが…

 

ちょっと辛い期間のお話で私も躊躇しましたが体験談なので

美談的な楽観的な感じにはせず、

あえてありのままにさせて頂きました。

なので読み飛ばして頂いても大丈夫です。

こんな人もいるんだねー」と知る位で受け止めて頂ければと思います。

2件のコメント

  1. ピンバック:入院4日目・術後2日目悲願叶う!(子宮頸がん1b1期による広汎子宮全摘術・体験レポ23) | MAYURIKI_relife

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