こんにちは、Mayurikiです。
突然ですが、漢方に対してどんなイメージをお持ちですか?
私は、小さい頃に嫌々飲まされた苦い粉薬と言うイメージが未だに拭えません。
ですが、今年は一念発起して根本的な体質改善をしようと決意。
それまで敬遠していた漢方にチャレンジしてみることしました。
今日の話のテーマ
年齢を重ねる事はとても素敵な事ですが、
10代の頃と同じような感覚で過ごしていると年々今までとは違う身体的な感覚が訪れることってありませんか?
また、今までは生理周期だからとか
疲れが溜まっているからと安易に理由をつけて対処療法のみで見過ごしている身体のサインはありませんか?
このままで言い訳ないのは分かってる。
でも、まだ大丈夫でしょ?
身体がくれるサインはまだ世間で言えば未病と言う診断がつかない病気の前の状態。
ですが、確実に私はその小さな異変を感じてる。
なんか、嫌だなって。
身体からくれるシグナルを私と一緒に答えを見つけてみませんか?
自分の身体を一番分かってあげられるのは私自身だけ。
少しでも今日が健やかに快適なら
今日は良い1日だってきっと感じられるはずだから。
そして、年齢だからホルモンだから、ストレスだからしょうがないと思っていた事は
実は違った原因があるかもしれない?
そう思ったらきっと
昨日の私より今日の私をもっと愛するにはどうすればいいだろう?
そんな風に思えるかもしれません。
そんな1つの選択肢の方法として思って頂けたら嬉しい限りです。
前置きが長くなりましたが、
”いざ、漢方の世界へ!”
実は昨年から今年は根本的な体質改善をしようと決めていました。
なぜ昨年からしなかったのか?
単純にクリニックの予約が一杯で取れず今年からになってしまったのが正直な所(笑)
私が気づかなかっただけで、改めて”漢方って、人気なんだ!”と知りました。
漢方があるクリニックって?
漢方医学については、以前こちらの記事でもお話させて頂きましたので割愛させていただきます。
┗過去記事:私、伝統医学をちょっと学ぼうか思います。-part2- – MAYURIKI_relife
私の今回行ったクリニックは、
西洋医学の知識を持ちながら東洋医学も併用して診察を受けられるクリニック。
HPを覗いてみると、西洋医学と東洋医学を両方学んだ医師の方のようで、
小児救急、アレルギー専門外来を経験後、
内科全般と呼吸、循環、肝臓、糖尿、アレルギー、婦人科、悪性腫瘍なども経験。
そこから飽くなき探求心が芽生えたのでしょうか、
鍼灸とカイロ、気象医学、健康食品、気学風水、姓名判断、言霊学など医学と言う枠にとらわれない様々なものを学び、健康観しいては死生観、治療哲学まで学んだそう。
(ここまで色々と学ばれる探求心と知識欲は凄いなと感じました。
なぜ、こんな話をするかと言うと…それは次回の診察の話の時にでも。)
実際に受診される方は?
風邪などの方も居れば、私のように体質改善でという方も。
その他にもコロナウィルスのワクチン接種やコロナウィルスに罹った方への処方も行っていました。
なぜここにしたのか?
今回このクリニックの教えてくれたのは母だったのですが、クリニックHPに「婦人科や悪性腫瘍」についても携わった経験があると記載されていたのが、大きな決め手となりました。
今回特に私が気になっていたのが”冷え症と生理が無くなった事による体質変化”についてだったので
「婦人科の漢方診療として、不妊症治療の漢方サポート、月経異常、冷え症、貧血、めまいなどの体調不良、 血の道症、更年期症候群を診ています。」
と記載されていたので、実際に患者を診て経験している医師の方が安心できると思いました。
予約方法は?
予約は、ネットで初診予約が出来たので記入項目に沿って入力し診療日と時間を選択して完了です。
(インターネットが、きちんと整備されているのも嬉しい)
当日の診察の流れは?
30分ほど早めにクリニックに行くと、まずその人の多さに驚かされます。
靴が下駄箱に入りきらない程で男女問わず、お年寄りだけでなく小さなお子さんまで。
クリニックの中に入っても人の多さに面食らいつつも受付の方に声を掛けると、
初診だったので最初にバーコードリーダーを提示されます。
必要書類や診察内容を電子カルテに自分のスマホで入力していきます。
入力し終わったら受付の方に声をかけてその後は、呼ばれるまで待ちます。
ご想像通り席は空いてないので、待合スペースにも入れず廊下で立ったまま待機。
私以外にも立って居る方が沢山いて何かの行列のような光景。
今回は、早めにクリニックに来ていたのでカルテの入力が終わってから5分ほどで呼ばれました。
最初に、看護師の居る処置室へ。
ここでは受診理由や病気の状況の確認と身長、体重、体温、血圧などを必要に応じて診察前に測定。
今回は、既往歴を聞かれて、身体測定、血圧などを測定しました。
終わると、もう一度廊下に出て自分の診察の番が来るまで待ちます。
15分ほどすると、名前を呼ばれて診察室へ。
診察室へ入るとずっと医師が巨大なタブレットモニターで何やらずっと入力しています。
医師:「ちょっとお待ちください」(以下、「医」と表記)
1~2分ほど入力し終わらると、こちらを向いて改めてご挨拶。
医:「どうされましたか?」
私:「今現在、大きな病気などは無いのですが冷え性が酷いので体質改善をしたくて受診しました」
医:「冷えは、いつからですか?」
私:「特に酷くなったのは、ここ2.3年ですが、冷えは結構前からありました」
医:「分かりました。舌を見せて下さい」
私:マスクを外して舌を見せる。
医:「はい、大丈夫ですよ」
私:マスクを直す。
医:「於血(おけつ)ですね」
私:「於血ですか・・」
医:「ちょっと待っててくださいね」
(この間、医師が呼ぶも誰も看護師も受付の方も無反応で結局医師が自ら書類を取りに行きました)
医:「これを見て下さい」
と、言って「於血」について書かれた紙を渡されました。
医:「於血は血の滞りによって、冷え性も症状として現れます」
私:「於血で癌になることはありますか?」
医:「…?」
私:「数年前に、子宮頸がんを患いました。それも今回の冷え性と関係していますか?」
医:「冷えはいつ頃でしたか?」
私:「20代の頃からありました、特に酷くなったと感じたのは、ここ2.3年です」
医:「今も病院に通っていますか?」
私:「定期観察期間中です。ですが、担当医に聞いたら「何か症状がある場合は他で診察、診療を受けて頂いて大丈夫です」と言われています」
医:「分かりました。もう一度、舌を見せて下さい」
私:舌を見せる。
私:「それと、手術をしてから生理が無くなり、それによってかは分からないのですが、排卵日なのか、歯茎が腫れて膿んだり、鼻血が出たり、吹き出物が出来たりする時があります。それも於血が関係していますか?」
医:「そうですね」
私:「やはり、そうなんですね」
医:「それでは、薬を処方しますね」
私:「はい、お願いします。」
医:「〇×▽◇…」(タブレットを見ながら…)
医:「排便の頻度はどのくらいですか?便秘などはありますか?」
私:「一日1回出ています」
医:「便の硬さはどうですか?」
私:「どちらかと言うと、コロコロしていた時もありましが、今は固めの方が多いです」
医:「分かりました。睡眠はどうですか?」
私:「寝つきは悪くないと思いますが、途中で夢と夢の間に目が覚めてしまう事が多く朝目覚めが悪い事があります」
医:「夜寝る時に冷えはどうですか?」
私:「最近は、靴下を履いて寝ないと寝れないです」
医:「脈を見せて下さい」
左手を出して脈を診る。
医:「確かに、冷えの脈をしていますね」
私:(心の声:え?冷えの脈って…?)
医:「はい、大丈夫です」
医:「中毒性が出にくい睡眠薬も処方しておきます。これでとりあえず二週間様子を見て見て下さい」
私:「分かりました。ありがとうございます」
―診察室を出る。
30分後、受付の方に呼ばれて薬の処方薬の説明とお会計を済ませて本日の診察は、終了となりました。
診察代は?
お会計は、診察代(初診料込)と2週間分で3種類の薬が処方されて2,870円となりました。
いかがだったでしょうか。
ちょっと会話が長くなってしまったり質問の意図が分かりにくい部分もあったかと思いますが、
簡単に振り返ってみると、
西洋医学のクリニックと違う点は?
まずは、診察について私が普段行っている西洋医学のクリニックとは違うなと思った点は、
聴診器を使わない。
心音ではなく、脈診や舌、便の硬さなどを見て総合的に判断すると言った点が挙げられるかと思います。
便の状態と言うのは、案外雄弁で便の状態を見るとタイプが分かったりすることもあります。
又、舌によっても症状が分かる事もあるようで、普段なら気にしたことがない点もそれぞれの状態を総合的に判断しているのが違う点かもしれません。
東洋医学のクリニックの良い点は?
初めての診察で幾ら掛かるのかが正直不安でしたが、院内処方で保険適用のお陰か予想より費用が抑えられました。
逆に、いつも私が受診しているクリニックは、院外処方の為(クリニックでの診察料+処方薬代)別々で掛かるので気持ち今回のクリニックのが安く収まった印象。
それでも、大きな差は無かったかなと思います。
逆に悪い点は?
粉薬が多いことかなと思います。
混み具合については、そのクリニックの人気度も関係していると思うので今回は考慮していません。
※薬の種類については相談すれば変更可能な場合もあるようなので、苦手な方は伝えてみて下さいね。
診察を受けて実際に診断された結果についての感想は?
私が思っていた通りだった。
と言うのが、正直な感想です。
私は、以前の記事でも書きましたが多数の東洋医学の書籍を読んでいたので、自分の症状(タイプ)について”これかな?”と、あたりをつけていました。
その結果、自分のタイプが「於血」と医師によって診断された事によって改めて確信へと変わりました。
驚きだったのが冷え性は元々は、於血が原因で出た症状の一つだったのだと知りました。
”冷えが先なのではなく、於血が先”。
その最終的な結果として、癌という腫瘍を治す治癒力・排除する力が無かったのだと。
今後の方針は?これからも続ける?
今後は、冷え性を治す為の対処療法だけでなく、併せて根本的原因である於血を治して行こうと思いました。
処方された漢方薬も2週間分なので体のサインを見逃さない様にしながら診察は続けていこうと思います。
次回は、二回目の受診編です。
あとがき
”中医学”と言う言葉をご存じでしょうか?
日本では、あまり馴染みのない言葉ですが、
中国の漢方医と言えば中医師のことを指します。
※正しくは、漢方医学は中国から伝来した医学が日本で発展したもので、重視する理論や診断法、使用する生薬量などに違いがある。Wikipedia/中国医学より
日本には、中医師が居ない上に医師免許を持っていいのは西洋医学を学んだ医師のみになります。
なので、漢方を処方してもらう為には漢方薬局や今回私が受診したような漢方の知識を持ったクリニックに行くのが良いかなと思います。
※漢方薬局に、医師免許を持った医師は駐在していませんので予めご了承の上ご利用して下さい。
内科クリニックでも漢方を処方して貰う事は勿論可能ですが、やはり処方される漢方の知識量は違うと思います。
※あくまでも私自身の体験を基にです。
その時の体調や症状によって受診する場所を使わい分けるのが良いと思います。
今後、自分の症状に合わせて両方の医学を合わせて
もっと気軽にみんなが活用できる世の中になって欲しいなと思います。
今回私の場合はたまたま、当たっていただけで書籍だけに頼るのではなく
もし、身体からのサインがある場合は一度受診してみるのはいかがでしょうか。
どこのクリニックがいいのか探す一つの手立てとして、こんなサイトを見つけました。
漢方、漢方薬に詳しい病院検索ができる「漢方のお医者さん探し」
機会があったら是非活用してみてくださいね。
また実際に漢方クリニックに行った漢方薬局に行った等の体験のある方がいらっしゃればぜひ、コメントお待ちしております。
あなたの体験談をぜひ私にお聞かせください。
楽しみにお待ちしております。
Mayuriki
ピンバック:「私、体質改善する」”2回目のクリニック受診”_漢方にっき | MAYURIKI_relife