こんにちは。
Mayurikiです。
今回は前回の続きからで入院当日の話になります。
<入院当日>
婦人科への入院も今回で二回目となり
少しだけ勝手を知って落ち着いています。
ただ今回は、前回と違う術式での手術となるので
不安が無いと言えば嘘になります。
”切除”ですからね。
<入院手続き>
前回と同じ時間に手続き。
手続きの仕方は同じです。
ただ今回は病室の説明はありませんでした。
入退院センターの担当の方に聞くと混みあっているので
病棟に行ってからの決定となる様です。
(確かに年度末の3月ですからね。
選択できるのは空いている時限定のようです)
手続きが終わり病棟に行き、
病棟担当の受付の方からの案内を待ちます。
(各病棟の入り口にはインターホンが設置されていて名前を言うと
開けて貰えます。なんだか戻ってきたんだなという感じがします)
<今回の病室は?>
今回は大部屋(4人部屋)が開いていないので
準大部屋?に案内されます。
大部屋よりちょっと一回り大きくそれぞれに窓があります。
そして、病室内にトイレもついています。
なので一日1260円増しの有料とのアナウンスでした。
でも、この部屋凄く良かったです!
見晴らしのよい窓側で
しかも高層階だったので夜景がきれいでした。
欠点と言えば、室内にトイレがあるので
それが逆に夜中に誰かがトイレに行く度に
洗浄音が強烈に病室内に響きます…
(しかも。私はトイレの一番近く。
自動洗浄なのですぐに皆さんドアを開けて出てくるので余計にですね)
<ご挨拶>
そして、病室で片づけをしていると
担当看護師の方がご挨拶に来てくれました。
この方がすごく感じの良い方で
対応も丁寧で凄く印象深い方でした。
その後は、入れ替わり立ち代わりに
侍医の先生や研修に来ている大学生さんともご挨拶。
又、別の看護師と目まぐるしく変わっていきました。
今回は前回とは別の侍医の方が担当となりました。
(見た目が俳優の高良健吾さん似で
雰囲気もNHKの朝ドラの時のイメージのままで
物腰の柔らかい優しい方でした)
今回も主治医と副主治医が手術中という事で
手術前の診察と説明は夕方になるという事でした。
なので、今回も早々に家族は帰って行き
私はすぐにゆっくりDVD鑑賞したかったのですが、
色々な方がまた訪問していき
結局中々ゆっくり出来ずバタバタとした時間を過ごしました。
<いざ、術前診察へ>
それから夕方になりやっと主治医が手術が終わったという事で診察となりました。
(先生、お疲れ様です!と心の中で思っておきました)
侍医に案内されて診察室へ移動。
主治医とは挨拶もそこそこに診察台へ。
そこからは、
何かが向こう側でいつもと違った感じがしました。
この時に、主治医は良くない時の方が喋らないのだと初めて知りました。
<怪しい雲行き>
主治医の「ううん?」という言葉と共に
器具を挿入されて放置されること5分…
いや、10分以上。
カーテンの向こう側で主治医の声がします。
「教授を呼んで来て」と誰かに頼んでいる。
「え…?」
(なに、なに、なによ、なんなんだ——-?!)
と
心の中で叫ぶ私。
ようやく教授が向こう側に現れたようで
主治医「先生これは」
教授「うん、そうだね」
やり取りが小声で聞こえて来ます。
(もう、不安しかない)
その後は
なぜか何事も無かった様に検査が続行されます。
またしても触診ならぬ内診が、痛い!
(これ、お尻の○に指を突っ込まれる奴です…)
その後、診察が終わり隣の診察室へ
<衝撃…>
主治医「ご家族の方はいらっしゃいます?」
私「病室で待っています」
主治医「呼びに行ってくれる?」
と侍医の先生に声を掛けています。
家族を待つ間、微妙な空気が流れます。
母が診察室へ到着すると主治医が話始めます。
主治医「Mayurikiさん、今日は円錐切除術の術前診察の予定で診察したのですが
まだ確定ではないのですが、今見たら病変が進行している感じがします」
(え…?)
主治医「こんな短期間で進行しているなんて不思議です。
最後に検査してから何かありましたか?」
(???あったかって、言われても…)
私「特には…」
主治医「そうですよね。私も驚いているのが正直な所です」
(で、進行ってどーゆー事?!)
主治医「まだ今、私の見たてだけなので確定ではないのですが
見た感じでは進んでいる様に見られます。」
主治医「提案なのですが、今日入院して頂いたのですが、
今日”検査だけして退院して検査結果を見てからの判断にする”という事も出来ます。
その場合、実際には進行していない時には円錐切除術をする為に
”もう一度入院して貰う”事になります。
それか、”このまま円錐切除術を受けて病理診断に出して確定させる”
という事も出来ます。
その場合、”診断を確定させて病変がとり切れていれば治療は終了”と、なります。
ただ、もし進行していた場合は”もう一度手術になる”ので
負担が増える事になるかと思います。
どちらにするかはお任せするので選んで頂ければと思います」
(頭の中がぐるぐる巡ります)
私「もし進行していた場合、入院期間とかってどの位になるんですか?」
主治医「三週間になります」
私「三、三週間ですか!?」
主治医「はい。術後二週間は必ず入院して頂きます。
残りの1週間は様子を見ての判断となりますが、通常三週間になります」
(まじか————————-い)
私「でも、せっかく入院したのでこのまま明日手術でお願いします。
もしかしたらこれで治療終わりかもしれないですしね」
主治医「分かりました。診断を確定させるのは良いと思います。
ただ、これで終わりとはならないかなと思います」
泣
そのまま、母が先生と少し話を交わしていましたが私の耳には何も届きませんでした。
そのまま同意書を記入して貰い、挨拶して診察室を後にしました。
その後、母は帰って行きました。
(もう、いややぁー-ーっ!)
病室に戻りシャワーを浴びて夕ご飯を食べて
やっとDVDを見始めた頃
主人が仕事から終わってお見舞いにやって来ました。
診察結果の話をしました。
涙が出そうになりましたが他の患者さんも居るので堪えます。
(病室には他の方も居るので廊下のベンチで。
でも、ここも人が行き交うので落ち着けず…)
主人は「MAYURIKIの決めた考えでいいと思うよ」とだけでした。
(もっと何か言ってよ!ともこの時は思いましたが、
今思えばこの時はどんな言葉を言われても
気休めにしかならなかったなと思います)
その後1時間位して主人は帰って行きました。
その後は、DVDを見てこの感情を忘れようと努力しました。
消灯時間になり無償に悲しみがこみ上げて来るときもありましが、
”今はなる様にしか、ならない”と思い
無事明日の手術を乗り切る事を願って眠りに就くことにしました。
でも、本当に今年のお正月に引いたおみくじの意味を今回
先生からの言葉を聞いて何度となく思い出しました。
”病重し病院変えよ”。
本当に神様は凄いよ!
明日はいよいよ、手術当日です。
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