早く発見すれば助かったって本当?「がん」の転移はいつ?

こんにちは。

今回は「がんの転移について」の話になります。

私自身、がんサバイバーです。

主治医や看護師たちからは、再発の一番のピークは2.3年であり5年が一定の目途になっていると言われました。

ですが、この指標も一般的な平均をみてのことです。

実際には10年後に再発という事もあるようです。

そう言われると、結構私自身ハラハラしてしまいます。

 

主治医や担当医からは「再発の兆候を見逃さず、治療していく」ということでしたが…

もし”そもそも、この根底(考え方)が違っていた”なら、あなたはどうしますか?

と、言うのが今回の本題になります。

 

<「早く発見すれば助かった」って本当にありえるの?>

実際には、それがきちんとエビデンスとしてあるわけではありません。

つまり、実際に治療に携わっている医師達自身も分からないのです。

私自身も担当医や主治医に聞いても明確に教えてくれる人はいませんでした。

※ウィルス治療では、有効です。あくまでも子宮頸がんでの話になります。

 

<がんが発症した時期を逆算出来るって本当?>

この考え方はそもそもがんが最初に出来た時に話がさかのぼります。

 

<そもそもがんとは?>

まずは、がん細胞にその成り立ちとなる遺伝子について。

正常細胞の遺伝子(二本鎖DNA)が何らかの影響によって切断される。この切断された遺伝子の切断部が完全に修復されないと「変異遺伝子」として細胞に残り、子孫の細胞に受け継がれていく~中略~そして、同一の細胞内に変異遺伝子が幾つか溜まって、ある組み合わせができあがると、ガン細胞に変わるわけです。

著:近藤誠「免疫療法に近づくな」より抜粋

※この影響として考えられているのが自然放射線、大気汚染、農薬など

 

この変異遺伝子の組合せによってがん細胞が出来たことが分かります。

そして、最初に出来たがん細胞をがん幹細胞と言います。

がん幹細胞とは、がんの核になる細胞のことです。

 

この幹細胞が最初は1つだったのが二つに。

2つだったのが4つに、と少しずつ分裂して増えていきます。

この仕組み(細胞の増え方)は通常の細胞分裂と同じ仕組みです。

 

ここで疑問です。

正常細胞とがん細胞には何が違うのか?

 

正常細胞の場合にはある一定に達すると細胞分裂を終わらせる仕組みアポトーシス(=時限装置的目的プログラム)が組み込まれていると言われています。

※アポトーシスについての詳しい記述は今回の趣旨ではないので割愛させて頂きます。

 

これによって、人間の細胞、皮膚、毛、臓器、全てにおいてターンオーバーがあるのはご存じかと思います。

※因みに2~3カ月で生まれ変わると言われています。

 

ですが、

ガン細胞には何らかのエラーが起きたことによって、このアポトーシスが無い。又は、機能しない

つまり、増殖をし続けてはたまた他の臓器へ骨へと。

これが、がん細胞の怖さなのかもしれません。

 

<がんの転移はいつ?>

そして、もうお分かりだと思いますが細胞分裂とは元々あった1つの細胞のコピー(複製)です。

つまり、この最初に出来た細胞を幹細胞と呼び、この幹細胞に記されたデータによって今後の行き先が決まるということです。

そう、つまり転移するかは最初の幹細胞に組み込まれているかいなかにかかっている。

 

そして、もう一つ衝撃的な事実があります。

早期発見されたときには”がんは転移している”

 

実際にがんの成長スピードを計測したアメリカの研究が存在していています。

※乳がん患者を対象にした研究結果。

つまり、転移がいつ起きたかは計算することが出来るのです。

 

その結果によりわかったのは、

転移病巣の多くは初発病巣が直径0.1ミリ以下の大きさのときに転移していたことがわかります。

がん細胞はとても小さくて、ひとつの細胞の大きさは100分の1ミリ程度。しかし、最新鋭の検査機器を使っても、がんを見つけられるのは1センチ前後からです。

つまり、早期発見したときには、がんはシニア期に入っていて、本物のがんであればとっくに転移を終えているということになるのです。

著近藤誠「近藤誠の『女性の医学』」より抜粋

 

<そこから見えてくること:まとめ>

この論説を日本で唱えた医師で有名なのは近藤誠医師だと思います。

批判的な意見も存在するのも事実です。

ですが、この近藤氏も書籍の中で書き記していましたが、このがん幹細胞の存在は実際にエビデンスとして存在し、医学界で知られた事実

既に転移速度を計測した研究も存在しています。

否定する前にまず自分の頭で納得できるのは何か?と考えて頂ければと思います。

 

これが正しいなら、答えは見えていますよね。

転移しているかは最初のがん幹細胞で決まる。

そして、転移は早期発見する前に終わっている。

 

むしろ、がん細胞を活性化させる可能性のある事柄を行うことが逆に眠っていたがん細胞を増殖させる原因になるとしたら?…はたして、治療すべきなのか。

そもそも早期発見する為に検査を受けるべきなのか。

 

※がんとは一口に言ってもその発生部位や仕方、症状によって要因は様々です。

なので、一概には言えません。まずは、自分のがんがどこで何が原因で発生しているのか自分自身が把握することが最も大切です。

 

正直、今の私は主治医や担当医が私に悪意を持って治療したのかは分かりません。

実際に対面した限りはそんな印象はありませんでした。

ですが、印象が良いから真実を言っているとは限らず、又知らないだけの可能性もあります。そんなわけないとは思いますが…

 

最近、子宮頸部上皮内がんの方以外の体験記を読む機会があり…改めて考えさせられました。

がんという病気を知らない私はそれを全て”がん”として一括りにしていたけれど、本当は全然違うじゃん!と。

木を見て森を見ず。

むしろ、木の片一方だけを激しく凝視して知ろうと必死になっていた節すらあります。

 

私自身が実際に羅漢した、子宮がんも然りです。

 

子宮がんと一括りにされているけど、実際の発生原因も症状にも違いがあります。

 

よく巷には様々な西洋医学以外の療法や食事法などが存在します。

それに救いを求める気持ち、私自身、身に染みて実感しています。

 

でも、それって私に合うとは限らないのでは?と、そこに疑問が生じた時に一つの答えが見えました。

 

発生原因(要因)が違うのに…同じ方法でいいのか?と。

 

そんな時に、近藤誠氏の言葉が頭をよぎりました。

食事療法をやったが為にがんが再発し亡くなった方がいる」と。

 

最初は何で?と、正直思いました。

その時に書かれた文章には

「コレステロールは悪ではない。

極端な食事制限をする事でガン細胞が活性化してしまった」

といった内容だったと思います。

 

”がんを再発したくない一心でやった食事療法で?”。

ただ、この文章だけを見れば短絡的にはその疑問が降ってくるのですが、様々な体験記や書籍を読み、よくよくその話の内容を吟味して自分自身に当てはめてみれば自ずとその答えは見えてきました。

 

私の知った知識は所詮、

一つの側面でしかなく上っ面だったと再認識させられました。

 

吟味した結果、この時にコレステロールは気にせず極端な食事制限はしないぞ!

もう、一生ダイエットはしない!と、私自身心に誓いました。

※訂正。現在ダイエット中なので正しくはコレステロールは気にしないではなく

自分に合ったコレステロールと上手に付き合う方法を今現在模索中です。

 

そして、食事療法ってどんなものがあるの?

と手に取った一冊によってより確信が深まりました。

※これは私自身の場合のみです。

 

その知るきっかけとなった話(本)をここで紹介したいと思います。

食養で有名な若杉ばあちゃんこと若杉友子さん。

元はマクロビオティックの創始者の奥様から師事を受けその後は、

自分なりにアレンジを加えた感じになったという印象を受けます。

師事したとは書いてあっても、著者自身の書籍のタイトルにも

私の食事療法の紹介にもマクロビオティックと記載がないので忠実ではないと推察されます。

 

書籍には、現代人のリアルな声と共に実に納得する理論が

少なからずあるように私自身感じました。

 

実際に、若杉さんのご主人もがんを患いこの世を去られています。

(ご冥福をお祈り申し上げます)

その際のご主人の遺言の様な言葉と経験は実に説得感がありました。

 

ただ、ここでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが…

ご主人は男性です。勿論、子宮がんではありません。

実際には、肺がん→完治後、肝臓がんと診断されたようです。

そして、一度目の肺がんの際には食事療法によって体質改善を行い完治したそうです。

 

で、話は戻って…私が実際に患ったのは子宮頸がんです。

そしてその原因の実に9割はヒトパピローマウィルス感染によってです。

つまり、食とはちょっと違うんじゃない?と思い至ったわけです。

 

但し、これが全て当てはまらないのか?と言われたらそんな事はありません!

実に参考になるエッセンスが散りばめられていました。

 

福島原子力発電所の事故で再注目された”放射能汚染”問題。

実際に芸能人の方がホットスポットや放射能汚染から逃れる為に、逃げたと

一時話題となった時がありました。

 

確かに、逃げるって有効な方法の1つかもしれません。

ただし、それは現実的でないのもまた事実です。

 

そこで、役立つのは若杉さんがご紹介している

実際に広島原爆で治療をしていた医師の体験談の話です。

 

その時に、ある医師が放射能汚染を除去する方法として

実践していた食事療法を紹介していました。

 

それは、とてもシンプルな物です。

必要な物は海水を昔ながらの製法で作った海塩と玄米のみ。

 

その当時、その医師の指導の下行った食事により

そこの病院で治療に当たった医療従事者の方々は被ばくせずに済んだそうです。

 

こんな、情報普段のSNSなどの情報では私自身得られませんでした。

これなら、一々逃げずに済むのでは?と、思いました。

 

日本は検査などによる医療被曝国世界1位という不名誉な記録があります。

あれだけ原発で苦しんでいるのに。。

 

それでもどうしてもCT検査が必要な方も居る方と思います。

そんな方は是非、検査を受ける前に試しに実践してみてはいかがでしょうか?

 

若杉さんのご主人は抗がん剤や放射線治療の際にも

若杉さん特製黒焼き茶なるものを飲用していたそうです。

それによって、治療による副作用も酷くならずに済んだのでは?と話ています。

※これについては科学的根拠は記されていなかったのでご参考までに。

 

がんとは未だ未知数の部分もあります。

ですが、1つずつ又1つずつと分かることが増えてきているのも事実です。

そうした知識を担当医だけに任せるのではなく、

むしろ主治医が出来る前に多角的に知る事によって漠然と怯えずに済むなと思いました。

 

人は分からないから不安になる。

その分からないのを1つずつ掘り下げていき、

担当医、主治医と治療ないし経過観察にいかして頂ければ幸いです。

その1つのきっかけになれば嬉しい限りです。

そして、何事も自分の頭で考えるのが大切です。

過信は絶対に駄目ですよね。

 

だからこそ、すべてを「うんうん」と信じ込むのではなく

一つ一つの物事に対して「これはどうだろう?」「こっちは?」と

自分なりに検証していく。

ですが、検証していくためには様々な知識が必要です。

少ないよりは多いに越したことはない、、、ですよね。

 

悩み考えるのは大変ですが、今日後悔しないためにも一緒に悩みましょう。

そして、疲れた時は一度投げ出して空っぽにしてぼーっと眺めてみる。

そうすると、また違った視点が見えてくるかもしれない。

 

<登場した書籍>


※私自身、全てを鵜呑みにはしていません。
それでも1つの知識としてそれぞれに参考になる部分はあります。
それもやはり、様々な考えや立場の人達の意見を知り、
自分の血肉として吸収して自分に合った答えを導き出す材料として
有効だと思い掲載させていただいておりますのでその点を予めご了承ください。